Ⅲヨハネの手紙 2015.8.23
1長老から、愛するガイオへ。私はあなたをほんとうに愛しています。
ヨハネは、どの手紙にも、「愛しています」と書いている。
「愛」は見習って行きたい。
互いに愛し合う事が強調されている。
真の兄弟姉妹とは、キリストにある兄弟姉妹。
2愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。
世の中の人でもそうだが、クリスチャンであっても、全ての上で幸いを得、健康である、というのは、誰しも願う事。
なので、この言葉は普通の言葉であるけれど、KJVのニュアンスで見ていく時に、魂に幸いを得ているので、他の面でも幸いを得ると読める。肉体の健康も得られていく。
基本は、魂の幸い、魂の健康。 それが、肉体の健康を含め、あらゆる事柄に影響を及ぼす。
またこれは、クリスチャン生活の基本。
「たましい」という言葉。 ギリシャ語では「プシュケー」・・・意味合いは、「息」
旧約聖書でも、アダム、エバの時に、神の息が人に注がれた時、人は生きる者となった。
これは、聖霊の喩えだと思う。
なので、魂とは息を受けるところ。 聖霊を受ける場所。
どんな人間でも、息をしなければ死んでしまうように、クリスチャン生活は、神の息、すなわち聖霊に触れて、これによって初めて生きて行くもの。
この事を正しく捉えて行く。
そういう意味合いで、クリスチャン生活の基本は、「息」。
祈りで聖霊に触れる事。 正しく習慣づけるべき。
それは1人1人の信仰生活の基本なので、それを優先していく。
魂に幸いを得ている時に、全ての点で幸いを受け、また健康が与えられる。
魂の事を優先して行く時に、健康も含めて保たれて行く。
それ以外のもの。 例えば人間関係だとか、経済とかも含めて、主の祝福、助けがある。
よく祈っている時に、本当に危険な時でも、守られる。
エレミヤ牧師が前の教会にいた時、海外派遣というものがあった。
九州に厳しい牧師がいた。その人が、「うち(長崎)の教会で、海外派遣(フィリピン)に行くから、全国に教会があるから、特に東京の人は来てください」と募集をかけた。けれども、東京では、エレミヤ牧師だけが決まった。そのチームに参加した人は、三日断食を3回やった。
そして、「祈って備えましょう」と言われ、そのようにやった。
3回目の最後の日にフラフラになり、倒れてしまった。
しかし何とか終わらせた。 本当に祈って行った。
そうしたら、神様から、色々な助け、恵み、祝福を得る事が出来た。
その時に、バイクに乗っていて交通事故が起きた。一月の寒さで地面が凍っていた。
頭を強く打ち、無事では済まないと思った。 何とか会社へ行き、普通では死んでいるタイミングであったが守られた。脚の軽傷だけで済んだ。
やはり、祈りが基本。 最悪の時にも恵みがあった。
霊的な事柄が基本なので、いろんな面で、助けを得られるので、そういったところを見て行きたい。
3兄弟たちがやって来ては、あなたが真理に歩んでいるその真実を証言してくれるので、私は非常に喜んでいます。
4私の子どもたちが真理に歩んでいることを聞くことほど、私にとって大きな喜びはありません。
ヨハネの手紙を読んでいると、繰り返し出て来る言葉がある。
一つは「愛」
もう一つは「真理」 真理の反対は、「偽り」
何故真理という言葉が出て来るかというと、それだけキリスト教会には偽りが多く出て来るから。
聖書に、「真理」という言葉が出て来る時に、これは、「本物」という意味合いであり、クリスチャン生活を経るにしたがい、キリスト教の実態が分かるにしたがって、「真理」という言葉は非常に大事。 それは、我々が想像している以上に、キリスト教界の中に、「偽り」とか、インチキな教えとか、誤りの教えというのが多い。
偽預言者は、旧約聖書にたくさん出て来る。
ミカル(預言者の一人)の時に、偽預言者が400人もいた。
偽預言者は、意図的に「偽」を行なっているわけではない。
一生懸命、自分は正しいと思ってやっている。
「偽り」の大きな深刻な問題というのは、本人が、「正しい」と思いながら、尚且つ、誤った教理を掴んでしまうという事。
これは、今のキリスト教界に多いにある。
「艱難前携挙説」を我々はおかしいと言っているけれども、正しいと思っているクリスチャンは多い。
エデンの園の真ん中に、偽りの天才、蛇が出て来る。 これは、神によって許されている。
これは、未来の教会を預言していると思う。
そういう意味で、教会のど真ん中に「偽り」が出て来たとしても、驚くべきではない。
これは前もってエデンの園で預言されている。
主も、「蛇よ、まむしの末よ」と言った。 ここの蛇はエデンの園の蛇と通じる。
その当時の神の民を教えている、律法学者、パリサイ人に対して、主は、「蛇よ、まむしの末よ」と言った。
なので、教会のど真ん中で、偽りの教理を掴んでしまう事があるという事。
正統的と言われる教会の中にも、間違い、失敗の教理などが多いにある。
なので我々は、主の憐れみの中で、真理に歩んで行きたいが、その時に、どうして偽りの教理を掴んでしまうかというと、自分が「こうしたい」と思う時に、変なものを掴んでしまう。
しかし、我々が、場合によっては自分に不都合であったとしても、主の御言葉を優先して行くならば、真理に至る可能性がある。
本音を言うなら、艱難には遭いたくない。しかし、神様の言われた御言葉を正しく、主が言われた通りにしたいと祈って行ったら、「艱難前携挙」など間違いだと気付いた。
またある意味自分を犠牲にしても、求めて行った時に、段々段々、真理が見えて来た。
偽りを掴む人は、自分の利得が絡んでいる可能性が大いにある。
5愛する者よ。あなたが、旅をしているあの兄弟たちのために行なっているいろいろなことは、真実な行ないです。
6彼らは教会の集まりであなたの愛についてあかししました。あなたが神にふさわしいしかたで彼らを次の旅に送り出してくれるなら、それはりっぱなことです。
7彼らは御名のために出て行きました。異邦人からは何も受けていません。
8ですから、私たちはこのような人々をもてなすべきです。そうすれば、私たちは真理のために彼らの同労者となれるのです。
ここを読んでわかる事は、ガイオ達が、旅をしている兄弟たちのために色んな事において助けている。だから、泊まる所を用意したり、食事を出したり、次の旅に送り出すために助けている。 クリスチャン同士で色々助け合ったり、働きを助け合ったりするという事。
これは、立派な事。
「彼らは御名のために出て行きました。」
キリストの名のため。
「私たちはこのような人々をもてなすべきです。そうすれば、私たちは真理のために彼らの同労者となれるのです。」
そういった、神の働きを担っている人達に対して、自分の出来る限りにおいて、もてなしたり助けたりしていく。
場合によっては献金したり、助けを与えたり。
それは、真理のための働きの動労者となって行くという事。
なので、具体的にどういう事をするかと言えば、こういう精神とか、思いという事柄は持って行きたい。 そして、そういった助けをしていく時に、我々はそういった真理、正しい働きの動労者として認められたり、それを通して恵みを受ける時もある。
エレミヤ牧師が召された働きをして行った時に、今は亡くなられた小石牧師にお会いした。
その本を読んだ時に、初めは、「ビリーグラハムはフリーメーソン」とか書かれているので、変な本だと思ったが、この事は本当だという事が分かるようになった。
そして、小石牧師の働きと同調するようになった。
助け合うようになったり、ホームページに小石牧師の文章を載せるようにした。
休みの日に、家族総出で付き合いもした。そして、許可をいただいて、小石牧師の本をスキャンして「角笛ホームページ」に載せるようにした。
それを行なう事によって、「角笛」にも、ホームページにも人が来るようになり、また、小石牧師もインターネットで有名になったりした。
そういう意味で、働きの一端を担うようになった。
それを通して、今の時代の陰謀とか、偽りとか、聖書翻訳におけるインチキだとか、こういった事柄に関しても語って行くことが出来た。
「真理のために彼らの同労者となれる」と書いてあるように、「ここに真理がある」「神の働きがある」時には、我々は協力して行ったり、助け合ったりすることが大事。
色々な方法があると思うが、そういった働きの一端を、助けたり手伝ったりの事柄での協力というのもあるという事も是非覚えておきたい。
「彼らは御名のために出て行きました。異邦人からは何も受けていません。」とある。
我々クリスチャンの働きというのは、ここでも主の為の働き人。
しかし彼らは異邦人から何も受けていない。食べる者も、泊まる所も、献金も。
これは、クリスチャンとしてあるべき姿だと思う。
たとえ、献金を募っても、まず異邦人から献金は来ない。
我々は一生懸命やって、クリスチャンから、献金や助けが来るかもしれない。
いや、実際に来ている。
レムナントはホームページも含めて、一生懸命奉仕をしているが、献金や援助をいただいている。感謝な事。
当たり前な事だが、異邦人からは来ない。下手に期待してはいけない。
本を出す時、たとえ未信者の出版社相手にも、なりを変えてはいけないと主が語られた。
一言一句、御言葉から省いてはならないと。
未信者の出版社から出してもらうと、どうしても、キリスト教的、福音的な部分は省かれてしまう。それは良くない。 優先順位が違う。
書くべき事を全て書いて、尚且つ出版してくれれば良いけれども、もしそうでないなら、未信者のお金で本を出すという事は、御心がないという感じがあった。
なので、妥協してはいけないと思った。
主の示しに従って本を書いたが、見事に、とある出版社からは出版されなかった。
仕方がないので自費出版をした。しかし、その出版社は倒産してしまった。
しかし、「異邦人からは何も受けていません。」と書いてあるように、変に期待して、それに合わせて全く違う原稿を書いたりして出すのは間違い。
この世と、クリスチャンの歩みは違う。
この世が助けてくれるわけがない。
必要があれば、クリスチャンからの助けはあるかも知れないが。
レムナントに多少でも献金があれば、それで対応していくのが良い。
それをもって何か、違うような事を書くのも間違い。
9私は教会に対して少しばかり書き送ったのですが、彼らの中でかしらになりたがっているデオテレペスが、私たちの言うことを聞き入れません。
10それで、私が行ったら、彼のしている行為を取り上げるつもりです。彼は意地悪いことばで私たちをののしり、それでもあきたらずに、自分が兄弟たちを受け入れないばかりか、受け入れたいと思う人々の邪魔をし、教会から追い出しているのです。
11愛する者よ。悪を見ならわないで、善を見ならいなさい。善を行なう者は神から出た者であり、悪を行なう者は神を見たことのない者です。
ここで書いてあるように、教会にいるデオテレペスが、言う事を聞かない。
こう言う事は、教会の中で、そもそもクリスチャンが、「自分が一番だ」と、かしらになりたがる。世の中ではよくある事。 教会でもある。 人間がやっているから。
旧約時代も、モーセとアロンが立った時に、コラとその子たちが立って、二人に逆らった。
教会の中でもこういう事はある。
問題は、こういう時どうしたら良いか。
基本的には、一つは、教会であっても、生身の人間がいる所なので、あってはならないが、ある。しかも正しい兄弟達を受け入れないばかりか追い出しているとか、「意地悪いことばで私たちをののしる」など。
だから、長老であり、イエス様が最も愛された弟子であるヨハネ。そういった人の権威を認めないで、意地悪い言葉でののしったり、まったくサタンのようになって、教会のトップになろうとしている。
こう言う事に関しての対応に関しては、他の聖書箇所にあるように、全くいう事を聞かないという事だったら、対応して、処分するしかない。
我々クリスチャンというのは、謙虚であるべきだと思うし、右の頬を打たれたら、左の頬を出すという、そういう面もあるが、こう言う人を、教会の中で放置していると、教会がつぶれてしまったり、他の人の信仰生活もおかしくなってしまうので、個人の問題ではなくなる。
だから、基本的には、そういう人を処分してしまう以外無い。
そういう事は、はっきりとは表側には書いていないけれども、喩えの理解とか、御国の奥義では、そういう事を語っている。 または、分裂を起こす人に関しては、2、3度注意して、どうしても聞かない場合は追放せよという事が書かれている。
こう言う事も、教会を預かるようになったら出来るようにして行かなければならない。
喩えの意味合いとしては、「あなたの右目が罪を犯すなら、えぐり出して捨てなさい」
「右手が罪を犯すなら、切って捨てなさい」「全身そろったままでゲヘナに入るよりは、たとえ不具になっても、天の御国に入った方が良い」と書いてある。
体は、キリストの体としての教会の喩え。
色々な器官がある。 手の器官、足の器官、目の器官、鼻の器官もある。
全ての器官が罪を犯すわけではないけれど、ある一つの器官がたとえば右手の器官が罪を犯すなら、「それを切って捨てなさい」とある。
そうしないと、全身が罪に犯されてしまうからというのが、実は、御国の奥義として語られている事。
切るべき所は切ってしまわなければならない。
厳しいようだが、聖書が言っている事。
そうでないと、悪が蔓延してしまう。
これは、覚えておかなければならない。
ここに関しては、親切も何もない。
一つのパターンなのでこういったところを覚えておく。
12デメテリオはみなの人からも、また真理そのものからも証言されています。私たちも証言します。私たちの証言が真実であることは、あなたも知っているところです。
13あなたに書き送りたいことがたくさんありましたが、筆と墨でしたくはありません。
ヨハネは、こういった事をよく書く。第二の手紙、第一の手紙にも。
二度も三度も書いてあるので、何か意味があるのかも知れない。
顔と顔を合わせるというのは大事。
今の時代、メールで済んでしまうところがあるが、顔と顔を合わせて初めて分かる事がある。
14間もなくあなたに会いたいと思います。そして顔を合わせて話し合いましょう。
15平安があなたにありますように。友人たちが、あなたによろしくと言っています。そちらの友人たちひとりひとりによろしく言ってください。
レムナントキリスト教会
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E-mail koukanojisan★yahoo.co.jp
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