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         第17回黙示録セミナー   テキスト

 

第17回黙示録セミナー(1)    H23.7.09(土)午後

 

 <終末に関しての基本>

 

1. 主の初降臨の時は再臨の日の型であり、イエスの時代に起きたことは、終末の日に再現する。

 

 

"マタイの福音書 24:1 イエスが宮を出て行かれるとき、弟子たちが近寄って来て、イエスに宮の建物をさし示した。

 

2 そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「このすべての物に目をみはっているのでしょう。まことに、あなたがたに告げます。ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」

 

3 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。"

 

 

主はここで、終末の日、世の終わりの日について語っているが、それは、近未来の日、

初降臨の時の裁きの日、エルサレムのローマによる陥落の日、エルサレムの神殿破壊の

日とシンクロナイズされ、語られている。

すなわち、初降臨の時の裁きの日は、再臨の時の裁きの日の型なのである。

 

 

2. 終末の日は多くの神の民が道を曲げている時代である。

 

 

「ヨハネの福音書 1:11 この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。」

 

 

キリストは自分の国に来たのに、その民は彼を受け入れなかった。その理由はこの時代の神の民が道を曲げており、

正しい方、キリストとあまりに距離があり、隔たりがあり、かけ離れており、遠かったからである。

彼らは真理から遠い世界を歩いていた。それゆえ、真理であり、まっすぐな方、キリストを

見ることも理解することもできなかったのである。

 

 

 

「ヨハネの黙示録 19:11 また、私は開かれた天を見た。見よ。白い馬がいる。それに乗った方は、「忠実また真実。」と呼ばれる方であり、義をもってさばきをし、戦いをされる。

 

12 その目は燃える炎であり、その頭には多くの王冠があって、ご自身のほかだれも知らない名が書かれていた。

 

13 その方は血に染まった衣を着ていて、その名は「神のことば」と呼ばれた。

 

14 天にある軍勢はまっ白な、きよい麻布を着て、白い馬に乗って彼につき従った。

 

15 この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていた。この方は、鉄の杖をもって彼らを牧される。この方はまた、万物の支配者である神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれる。」

 

 

終末の日の神の民も、真理からかけ離れ、それゆえ、裁きにあうことが、この箇所から、 理解できる。

ここに書かれているのは、真理であり、正しい神のことばである、キリスト、そして、

そのことばに従わないため、逆らうため、災いに会う諸国の民、キリスト教各派のことが

描かれている。彼らは裁かれる。

 

 

また、終末の神の民は道を曲げており、それゆえ、バプテスマのヨハネ、エリヤの働きが起きる

 

 

"ルカの福音書 3:3 そこでヨハネは、ヨルダン川のほとりのすべての地方に行って、罪が赦されるための悔い改めに基づくバプテスマを説いた。

 

4 そのことは預言者イザヤのことばの書に書いてあるとおりである。「荒野で叫ぶ者の声がする。『 主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。

 

5 すべての谷はうずめられ、すべての山と丘とは低くされ、曲がった所はまっすぐになり、でこぼこ道は平らになる。

 

6 こうして、あらゆる人が、神の救いを見るようになる。』」"

 

 

ここでヨハネは、「主の通られる道をまっすぐに」する奉仕をした。しかし、何故ヨハネは、道をまっすぐにしなければならなかったのか?それは、その当時の神の民の道が曲がっており、教えも曲がっており、結果誰も正しく主のもとへ行けなかったからである。

 

 

また、何故彼は、「すべての谷をうずめ、すべての山と丘とを低くし、曲がった所はまっすぐにし、でこぼこ道は平らにする」必要があったのか?

 

 

それは、その当時、主の初降臨の時の、神の民の歩みが曲がっており、 谷があり、山、丘があり、曲がっており、でこぼこ道であり、結果誰も、正しく神の聖書も教理も理解できなかったからである。

 

事実、この当時の教理は曲がっており、結果、多くの人は真理の方、イエスを受け入れられなかった。

さて、このバプテスマのヨハネは来るべきエリヤであった。そして、来るべきエリヤが 登場する真の時、本番は終末の時である。以下の通り書かれている。

 

 

"マラキ書 4:5 見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。

 

6 彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」"

 

 

 

すなわち、バプテスマのヨハネ、エリヤが行う、曲がった道をまっすぐにする回復の働きがもっとも

必要とされるのは、本番である終末の時なのである。

 

裏返すと、教会、教理のあらゆる部分で、神の民が道を曲げており、混乱、変質している時代とは、

他でもない終末の時代である現代なのである。

 

終末の時代である現代とは神の民が道を曲げており、それゆえ、神のすさまじい怒りがこの民に臨む、

この終末に関する基本の基本を正しく理解しなければならない。

 

 

3. 終末の神の民は、終末預言を正しく理解できず、正しく主の再臨に対応できない。

 

 

キリストの初降臨の時、メシヤ来臨の預言は正しく解釈されず、結果、多くの神の民は メシヤをそれと悟れず、逆に彼を捕え、迫害、殺害した。またその罪のゆえ、民は裁かれ、永遠の命を失ってしまった。

 

 

 

"

ヨハネの福音書 7:47 すると、パリサイ人が答えた。「おまえたちも惑わされているのか。

48 議員とかパリサイ人のうちで、だれかイエスを信じた者があったか。"

 

 

終末の日にも同じくその背教のゆえ、正しくみことばを理解できない、そしてその結果、再臨の主に

正しくまみえることができない人々が多く出る可能性がある。 以下の様に書かれている。

 

 

 

"ヨハネの黙示録 3:3 だから、あなたがどのように受け、また聞いたのかを思い出しなさい。それを堅く守り、また悔い改めなさい。もし、目をさまさなければ、わたしは盗人のように来る。あなたには、わたしがいつあなたのところに来るか、決してわからない。"

 

 

終末の日のサルデスの教会にとり、主の再臨の時が「決してわからない」ことが、書かれている。

かつての主の初降臨の時、メシヤ来臨を決して悟れず、裁きにあった神の民のように、 終末の日にも、主の再臨を決して悟れない神の民がいることが理解できる。

 

 

4.終末預言が封印されているのには、理由があり、それは、それにより偽善者、正しく歩まない者を除外し、滅びに至らせるためである。

 

神は愛であることは、事実であるが、しかし、終末預言が封印されていることの意味合い、目的は正しく知らなければならない。

 

 

"ダニエル書 12:9 彼は言った。「ダニエルよ。行け。このことばは、終わりの時まで、秘められ、封じられているからだ。

 

10 多くの者は、身を清め、白くし、こうして練られる。悪者どもは悪を行ない、ひとりも悟る者がいない。しかし、思慮深い人々は悟る。"

 

 

ここに書かれているように、預言が封印されているその理由は、悪者と、正しく思慮深いものとの

区別を行うためである。たとえば、普通家のドアは施錠されており、誰でも入れるわけではない。

そして鍵を持っている家族は入れ、持たない他人は入れない。 鍵は区分をもたらす。

同じように封印された預言は人々に区分をもたらす。

 

神は悪者を終末の日に裁き、罰しようと定めており、その手段が、終末預言の封印なのである。

その封印を前にして、思慮深い者は悟り、悪者は誰も悟らない、という区分を行おうと神は定めておられる。

 

 

この区分は主の初降臨の時、行われ、みかけは白く塗られた墓のようにきれいでも、

その心の中は悪人である律法学者、パリサイ人はみごとにこの封印された預言により、区分されてしまった。彼らの誰一人として、封じられた預言の封印を開く者はなく、開いて目の前にいる、メシヤ、イエスを悟る者はいなかったのである。しかし、正しく思慮深い弟子達は封印を開き、この方こそ生ける神の子、キリストであることを悟った。

 

 

 

 

5.終末の日は、神の怒りの時であり、その怒りは背教の神の民、背教の教会へ向けられるものである

 

 

黙示録の時代は、以下のごとく、神の怒りの時である。それを 理解しないなら、この書を理解したことにはならない。

 

 

"ヨハネの黙示録 14:10 そのような者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲む。また、聖なる御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

 

ヨハネの黙示録 14:19 そこで御使いは地にかまを入れ、地のぶどうを刈り集めて、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ入れた。

 

ヨハネの黙示録 15:1 また私は、天にもう一つの巨大な驚くべきしるしを見た。七人の御使いが、最後の七つの災害を携えていた。神の激しい怒りはここに窮まるのである。

 

ヨハネの黙示録 16:1 また、私は、大きな声が聖所から出て、七人の御使いに言うのを聞いた。「行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に向けてぶちまけよ。」

 

ヨハネの黙示録 16:19 また、あの大きな都は三つに裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。そして、大バビロンは、神の前に覚えられて、神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。

 

ヨハネの黙示録 19:15 この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていた。この方は、鉄の杖をもって彼らを牧される。この方はまた、万物の支配者である神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれる。

"

 

 

 

ひるがえって、主の初降臨の時は、旧約時代の最後の時であり、旧約の神の民の背教が極度に

達した日である。それゆえ、その時代の神の民は裁かれた。

 

以下のことばのとおりである。

 

 

 

"ルカの福音書 19:41 エルサレムに近くなったころ、都を見られたイエスは、その都のために泣いて、

 

42 言われた。「おまえも、もし、この日のうちに、平和のことを知っていたのなら。しかし今は、そのことがおまえの目から隠されている。

 

43 やがておまえの敵が、おまえに対して塁を築き、回りを取り巻き、四方から攻め寄せ、

 

44 そしておまえとその中の子どもたちを地にたたきつけ、おまえの中で、一つの石もほかの石の上に積まれたままでは残されない日が、やって来る。それはおまえが、神の訪れの時を知らなかったからだ。」

"

 

 

神の民の都エルサレムはその背教のゆえに、破壊され、その子供達は、地に叩きつけられ、殺された。

同じく終末の日にも新約の神の民の背教のゆえに、教会に神の怒りが臨むのである。以下の様に書かれている。

 

 

"

ルカの福音書 21:23 その日、悲惨なのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。この地に大きな苦難が臨み、この民に御怒りが臨むからです。"

 

 

終末の日に神の怒りの対象になるのが、この民、神の民すなわち、

クリスチャンであり、クリスチャンに対して、神の怒りが臨むことが明言されている。

 

 

 

6.終末の日は、希代の人殺しの天才、サタンが大活躍する日であり、多くの偽善クリスチャンは、サタンの惑わしの中で、自ら滅びを選び取るようになる

 

 

 

"マタイの福音書 27:20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。

 

21 しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」

 

22 ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」

 

23 だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。"

 

 

 

主の初降臨の日、神の民とその指導者である祭司長、長老たちは、唯一の救い主イエスを殺すことを求め、その代わりに強盗バラバを釈放するよう求めた。

全くの本末転倒である。

 

 

同じような本末転倒は、終末にも行われ、民はイエスを追い出し、反キリストは受け入れるようになる。

 

 

"

ヨハネの黙示録 3:20 見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。"

 

 

7つ目の教会、終末のラオデキヤ教会では、主は戸の外に追い出されている。

 

 

 

"

ヨハネの黙示録 13:12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。"

 

 

終末の神の民はその背教のゆえに、獣を拝むようにされる。

 

 

"

テサロニケ人への手紙第二 2:9 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、

 

10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。

 

11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。

 

12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。"

 

 

終末の日にサタンが大活躍し、多くのクリスチャンを惑わし、滅びに至らせることが書いてある。

 

 

黙示録の特徴は以下のように、たびたび、サタン、御使いが出現することである。

それは、この時代が今迄の教会時代と異なる特殊な時代であり、 御使いや、サタンの働きが大々的に許される日であることを語る。

 

今迄の教会時代と全く異なる、人知を超えた御使いレベルの惑わしが許される時代に入るのである。

 

 

"ヨハネの黙示録 7:1 この後、私は見た。四人の御使いが地の四隅に立って、地の四方の風を堅く押え、地にも海にもどんな木にも、吹きつけないようにしていた。

 

ヨハネの黙示録 7:2 また私は見た。もうひとりの御使いが、生ける神の印を持って、日の出るほうから上って来た。彼は、地をも海をもそこなう権威を与えられた四人の御使いたちに、大声で叫んで言った。

 

ヨハネの黙示録 8:2 それから私は、神の御前に立つ七人の御使いを見た。彼らに七つのラッパが与えられた。

 

ヨハネの黙示録 8:3 また、もうひとりの御使いが出て来て、金の香炉を持って祭壇のところに立った。彼にたくさんの香が与えられた。すべての聖徒の祈りとともに、御座の前にある金の祭壇の上にささげるためであった。

 

ヨハネの黙示録 8:4 香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。

 

ヨハネの黙示録 8:5 それから、御使いは、その香炉を取り、祭壇の火でそれを満たしてから、地に投げつけた。すると、雷鳴と声といなずまと地震が起こった。

 

ヨハネの黙示録 8:6 すると、七つのラッパを持っていた七人の御使いはラッパを吹く用意をした。

 

ヨハネの黙示録 8:7 第一の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、血の混じった雹と火とが現われ、地上に投げられた。そして地上の三分の一が焼け、木の三分の一も焼け、青草が全部焼けてしまった。

 

ヨハネの黙示録 8:8 第二の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして海の三分の一が血となった。

 

ヨハネの黙示録 8:10 第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落ちた。

 

ヨハネの黙示録 8:12 第四の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれたので、三分の一は暗くなり、昼の三分の一は光を失い、また夜も同様であった。

 

ヨハネの黙示録 8:13 また私は見た。一羽のわしが中天を飛びながら、大声で言うのを聞いた。「わざわいが来る。わざわいが、わざわいが来る。地に住む人々に。あと三人の御使いがラッパを吹き鳴らそうとしている。」

 

ヨハネの黙示録 9:1 第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。

 

ヨハネの黙示録 9:11 彼らは、底知れぬ所の御使いを王にいただいている。彼の名はヘブル語でアバドンといい、ギリシヤ語でアポリュオンという。

 

ヨハネの黙示録 9:14 その声がラッパを持っている第六の御使いに言った。「大川ユーフラテスのほとりにつながれている四人の御使いを解き放せ。」

 

ヨハネの黙示録 9:15 すると、定められた時、日、月、年のために用意されていた四人の御使いが、人類の三分の一を殺すために解き放された。"

 

 

御使いと言うことばが頻繁に黙示録に出て来る。黙示録の時代は、御使いレベルの惑わしの時代であることがわかる。

 

 

 

7.現代の教会に広がっている終末教理が的外れであり、ピント外れなものであるその理由は、下記テサロニケ書の成就であり、神から送られた惑わす力によって、教会は惑わされているからである

 

 

"

テサロニケ人への手紙第二 2:9 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、

 

10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。

 

11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。

 

12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。"

 

 

 

ハルリンゼイ、レフトビハインド、高木慶太などの艱難前携挙説を始めとするインチキ教理は、これらの惑わす力の現れであり、聖書を捨て、これらのインチキ教理を受け入れ、

その気になって信じる人は、神の真理よりも偽りを愛する人々である。彼らの上には、

「真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。」とのことばが成就する。

 

 

 

8. 終末の黙示録に獣ということばが多用されるその理由は、神がその背教の民を滅ぼすために獣を用いるからである。

 

 

以下のごとく「獣」ということばは、滅ぼすことに関係がある。

 

 

"エレミヤ書 15:3 わたしは四つの種類のもので彼らを罰する。 主の御告げ。 すなわち、切り殺すために剣、引きずるために犬、食い尽くし、滅ぼすために空の鳥と地の獣である。"

 

 

そして以下のごとく、黙示録では「獣」ということばが 多用されている。そのことの意味合いは、主が背教の神の民に怒りを持っておられること、それゆえ、彼らを「滅ぼす」ために、終末の日にこの民に獣が送られるからである。

 

 

"ヨハネの黙示録 6:8 私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死といい、そのあとにはハデスがつき従った。彼らに地上の四分の一を剣とききんと死病と地上の獣によって殺す権威が与えられた。

 

ヨハネの黙示録 11:7 そして彼らがあかしを終えると、底知れぬ所から上って来る獣が、彼らと戦って勝ち、彼らを殺す。

 

ヨハネの黙示録 13:1 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。

 

ヨハネの黙示録 13:2 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。

 

ヨハネの黙示録 13:3 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、

 

ヨハネの黙示録 13:4 そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。

 

ヨハネの黙示録 13:5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。

 

ヨハネの黙示録 13:11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。

 

ヨハネの黙示録 13:12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。

 

ヨハネの黙示録 13:14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。

 

ヨハネの黙示録 13:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。

 

ヨハネの黙示録 13:17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。

 

ヨハネの黙示録 13:18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。

 

ヨハネの黙示録 16:2 そこで、第一の御使いが出て行き、鉢を地に向けてぶちまけた。すると、獣の刻印を受けている人々と、獣の像を拝む人々に、ひどい悪性のはれものができた。

 

ヨハネの黙示録 16:10 第五の御使いが鉢を獣の座にぶちまけた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦しみのあまり舌をかんだ。

 

ヨハネの黙示録 16:13 また、私は竜の口と、獣の口と、にせ預言者の口とから、かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た。

 

ヨハネの黙示録 17:3 それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。

 

ヨハネの黙示録 19:19 また私は、獣と地上の王たちとその軍勢が集まり、馬に乗った方とその軍勢と戦いを交えるのを見た。

 

ヨハネの黙示録 19:20 すると、獣は捕えられた。また、獣の前でしるしを行ない、それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあのにせ預言者も、彼といっしょに捕えられた。そして、このふたりは、硫黄の燃えている火の池に、生きたままで投げ込まれた。"

 

 

さらにヨブ記には、レビヤタン、どうもうな獣、恐竜が起きる日のことが

描かれている。

 

 

ヨブ記 3:8 日をのろう者、レビヤタンを呼び起こせる者がこれをのろうように。

 

 

日にも呪われた日、祝福された日がある。呪われた日とは、

このヨブ記のように、他でもないレビヤタンとともに居合わせる世代、日々のことである。

レビヤタン、獣とは、今の時代のアメリカのたとえであり、今の世代、今の世代のクリスチャンこそ、その背教の故に、神の怒りをかい、破壊恐竜国家、 アメリカの下で惑わされ、永遠の命を失う世代なのである。

 

 

 

 

9.終末の日の特徴は、神の民の大事な命のパン、みことば、教理に攻撃が加えられ、その教え、教理が変質、変型するということである。

 

 

 

"ヨハネの黙示録 6:6 すると私は、一つの声のようなものが、四つの生き物の間で、こう言うのを聞いた。「小麦一枡は一デナリ。大麦三枡も一デナリ。オリーブ油とぶどう酒に害を与えてはいけない。」

"

 

麦、大麦はパンのもとであり、みことばに関するたとえ。

パンが高額になる、ききんになるとのたとえ。以下の言葉の成就か。

 

 

アモス8:1「見よ。その日が来る。 神である主の御告げ。 その日、わたしは、この地にききんを送る。パンのききんではない。水に渇くのでもない。実に、主のことばを聞くことのききんである。」

 

 

 

 

10. これらのみことばの変質のゆえ、終末の預言は現在の背教の神の民にとり、封じられたもの、読めないものとなっている

 

 

"ヨハネの黙示録 5:1 また、私は、御座にすわっておられる方の右の手に巻き物があるのを見た。それは内側にも外側にも文字が書きしるされ、七つの封印で封じられていた。

 

2 また私は、ひとりの強い御使いが、大声でふれ広めて、「巻き物を開いて、封印を解くのにふさわしい者はだれか。」と言っているのを見た。

 

3 しかし、天にも、地にも、地の下にも、だれひとりその巻き物を開くことのできる者はなく、見ることのできる者もいなかった。"

 

 

 

この巻き物、黙示録の封印は今でも背教の神に対して封じられている。

レフトビハインドなどのインチキストーリーが本物と思えることじたい、

この時代の民が何一つ見ていないことの証拠である。

 

 

 

"イザヤ書 29:11 そこで、あなたがたにとっては、すべての幻が、封じられた書物のことばのようになった。これを、読み書きのできる人に渡して、「どうぞ、これを読んでください。」と言っても、「これは、封じられているから読めない。」と言い、

 

12 また、その書物を、読み書きのできない人に渡して、「どうぞ、これを読んでください。」と言っても、「私は、読み書きができない。」と答えよう。"

 

 

 

 

今の時代の背教の神の民にとり、全ての幻も終末預言もみな、

封じられた書物のことばのようであり、何一つ開かれても見えてもいない。

それゆえ、何一つ危機感を抱かないのである。

 

 

この終末の日に自分の命を救い、狭い門を通り、永遠の命を獲得する者は、

主のあわれみと、知恵により、この時代を悟るようになる。

 

 

 

ー以上ー

 

 

 

第17回黙示録セミナー (2)  H23.7.9夜

 

<現代のバビロンアメリカ>

 

 

<目次>

 

1. 背教の神の民のためにさばきとして、大国バビロンが用意される:

2. 旧約時代のバビロン捕囚の意味:

3. 新約のクリスチャンもバビロン捕囚される:

4. バビロン、アメリカかぶれの神学者には、終末の預言を解きあかす事ができない;

5.バビロン、アメリカの特徴:それは、変質した教えであり、聖書の教えを曲げ、

悪魔的な教えへと変える:

6. バビロン、アメリカの特徴:それは霊的には、悪霊を与えるものである

7. バビロン、アメリカの特徴:それは魔術から来ている

8. バビロン、アメリカの特徴:それは反キリスト礼拝をもたらす

9. バビロン、アメリカの特徴:それは正しい聖徒への迫害をもたらす

10. バビロン、アメリカの特徴:アメリカの国力、法律、また圧倒的な世界支配の

権力の下で、バビロン由来のインチキ教理、インチキリバイバルは世界的に正当化される。

11. バビロン、アメリカの特徴:それは、多くの神の民を惑わし、神への反逆の戦いへ

集わせる

12. バビロン、アメリカの特徴:それは最終的には惑わされた多くの神の民を永遠の命から移し、

すさまじい神の怒りへ会うように惑わす。

13.バビロン、アメリカ由来の惑わし、反キリスト礼拝、獣の霊から、守られる者こそ、

終末の日に永遠の命を得るものである。

14.黙示録18章、バビロンに関する記述:

 

 

<詳細>

 

 

1.背教の神の民のためにさばきとして、大国バビロンが用意される:

 

 

旧約の時代、ダビデ王朝の末期、神の民、ユダの背信のきわまった時、 大国バビロンは出現し、神の民、ユダをバビロンへ捕らえ移した。

このことは歴史的事実であり、かつ未来への預言である。すなわち、 新約の末期、クリスチャンの背信がきわまった時、淫婦バビロンで暗示される、一大キリスト教国が、勃興する。そしてこのキリスト教国により、世界中のクリスチャンが捕らえられ、影響を与えられ、ついには、彼等を反キリスト礼拝へと強制されることは、聖書の中で暗示されている。

 

 

2列王24:10 そのころ、バビロンの王ネブカデネザルの家来たちがエルサレムに攻め上り、町は包囲された。

 

11 バビロンの王ネブカデネザルが町にやって来たときに、家来たちは町を包囲していた。

 

12 ユダの王エホヤキンは、その母や、家来たちや、高官たち、宦官たちといっしょにバビロンの王に降伏したので、バビロンの王は彼を捕虜にした。これはネブカデネザルの治世の第八年であった。

 

13 彼は主の宮の財宝と王宮の財宝をことごとく運び出し、イスラエルの王ソロモンが造った主の本堂の中のすべての金の用具を断ち切った。主の告げられたとおりであった。

 

14 彼はエルサレムのすべて、つまり、すべての高官、すべての有力者一万人、それに職人や、鍛冶屋もみな、捕囚として捕え移した。貧しい民衆のほかは残されなかった。

 

15 彼はさらに、エホヤキンをバビロンへ引いて行き、王の母、王の妻たち、その宦官たち、この国のおもだった人々を、捕囚としてエルサレムからバビロンへ連れて行った。

 

20 エルサレムとユダにこのようなことが起こったのは、主の怒りによるもので、ついに主は彼らを御前から投げ捨てられたのである。その後、ゼデキヤはバビロンの王に反逆した。

 

 

 

黙示録18:2 彼は力強い声で叫んで言った。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、悪霊の住まい、あらゆる汚れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。

 

3 それは、すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み、地上の王たちは、彼女と不品行を行ない、地上の商人たちは、彼女の極度の好色によって富を得たからである。」

 

 

地上の王はこの世的になった、キリスト教会のトップ、また、 商人とは、売り買いをするもの、すなわちあがない(買い取る)と関係した人々。

 

すなわち、教会の救いや、あがないを扱う牧師、神父のたとえ。

彼等がバビロン、アメリカと関係を持つことが暗示されている。

 

かつての日のバビロンはその根が残り、7つの時の後、再び芽生える事が、 ダニエル書に記載されているが、アメリカこそ、復活するバビロンである。

 

 

 

ダニエル4:15 ただし、その根株を地に残し、これに鉄と青銅の鎖をかけて、野の若草の中に置き、天の露にぬれさせて、地の草を獣と分け合うようにせよ。

 

16 その心を、人間の心から変えて、獣の心をそれに与え、七つの時をその上に過ごさせよ。

 

 

アメリカには占星術等、バビロンのあらゆる特徴が残っており、そのキリスト教は純粋な聖書の

教えと言うより、バビロン化したキリスト教である。結果、アメリカキリスト教会のおかしな 教理は悪魔的なアメリカ国の他国侵略、殺害を、正当化する。

 

聖書を片手にアメリカ国の戦争による人殺しや略奪を信徒に勧めるアメリカキリスト教会は、 バビロン由来の悪魔的な教えにかぶれているとしか思えない。

 

しるしや不思議を聖書の教えより、優先する聖霊の第三の波は悪霊の波であり、 その金粉、金歯のしるしはバビロン由来の練金術である。

 

 

 

2. 旧約時代のバビロン捕囚の意味:

 

 

旧約時代におけるバビロン捕囚の意味とは何か?

 

それは神の約束の地に住んでいた、神の民がその地から異教の地へと 捕らえ移される事。彼らが捕らえられ、神の与えられた特別な地、約束の地から、捕らえ移されたその結果、恵みの神から与えられた神の民へ約束は破棄される。

 

神の与えた約束の地から捕らえ移されること:このことの意味合いは深刻、かつ重大なことがらである。

 

同じように、新約のバビロン捕囚、淫婦バビロンの影響の下で、新約の クリスチャンは、神の与えた約束の地から移され、永遠の都に入るとの神との約束は破棄される。バビロン捕囚、その深刻な意味合いを理解すべきである。

 

 

 

エレミヤ書 20:4 まことに主がこう仰せられる。『見よ。わたしはあなたを、あなた自身とあなたの愛するすべての者への恐れとする。彼らは、あなたの目の見る所で、敵の剣に倒れる。また、わたしはユダの人全部をバビロンの王の手に渡す。彼は彼らをバビロンへ引いて行き、剣で打ち殺す。

 

5 また、わたしはこの町のすべての富と、すべての勤労の実と、すべての宝を渡し、またユダの王たちの財宝を敵の手に渡す。彼らはそれをかすめ奪い、略奪し、バビロンへ運ぶ。

 

6 パシュフルよ。あなたとあなたの家に住むすべての者は、とりことなって、バビロンに行き、そこで死に、そこで葬られる。あなたも、あなたが偽りの預言をした相手の、あなたの愛するすべての人も。』」

 

 

約束の地に住んでいた、旧約のユダの国の王も民も異国バビロンへ引かれて行き、そこで、 剣に倒れて死んだ。彼等は神の約束の地から移されてしまったのである。

これは、たとえでもあり、予表である。

 

新約の神の民も同じくバビロンアメリカ由来の剣、すなわち偽教理に惑わされ、 結果として、神の約束の地、天の御国には入れなくなる事が暗示されているのである。

 

 

「また、わたしはユダの人全部をバビロンの王の手に渡す」

 

 

ここでは、旧約の神の民、神に愛されたユダ国の全ての人が、 バビロンへ捕囚されることが書かれている。

このことの預言的な意味合いは、深く深刻なものである。

 

すなわち、今の新約の我々の立場で考えれば、 新約のユダ、神に愛された民である、プロテスタントの全ての民がアメリカバビロンの影響の下で変質したキリスト教へと引き込まれる事が預言されているのである。このことは、事実であり、 今の全世界のキリスト教会は艱難前携挙説など、聖書が本来語っているのとは別、懸け離れたバビロン化した教えを奉じている。

 

 

 

「またユダの王たちの財宝を敵の手に渡す。彼らはそれをかすめ奪い、略奪し、バビロンへ運ぶ。」

 

 

このことばの意味合いも、重大である。神に愛されたユダの国、今なら、プロテスタントの 全ての財宝、すなわち、その宝のような信仰、忠節、聖霊の臨在、これらの全ての財宝が、アメリカ由来のバビロン的キリスト教会の下で、消え失せていく、それが この預言の語っている事なのである。

 

 

3. 新約のクリスチャンもバビロン捕囚される:

 

 

旧約の神の民の中で、もっとも忠実だった、ユダ、エルサレムもその王朝の終わり、末期には ことごとくバビロン捕囚されることが旧約聖書の中で、度々預言されており、事実ユダの民はバビロンへ捕らえられていった。それは、彼らの背信のゆえである。

 

同じく新約の神の民の中で、もっとも忠実であるはずのプロテスタントは、その末期、教会時代の終わりにバビロン捕囚される、このことが黙示録では暗示されている。

 

アメリカ、バビロンが世界のキリスト教の中心となっており、世界中のクリスチャンがこの 国の影響の下にいることは、この預言の成就であり、現代のバビロン捕囚の実現である。

 

旧約の神の民は不信、背教に入った。同じく新約の神の民が終わりの日に背教に入る事は、 預言されている。

 

 

テサロニケ人への手紙第二 2:3 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。

 

4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。

 

 

ここでは、背教と反キリスト礼拝とが一緒に記載されてある。すなわち、背教とは反キリスト礼拝なのである。同じく、黙示録の中では反キリスト礼拝、けもののしるし、とバビロンとが一緒に記載されている。

 

すなわち、バビロン、アメリカに引かれ、惑わされ、影響されるものは、

背教へ入り、反キリスト礼拝へ引っ張られるのである。

 

 

ヨハネの黙示録 14:8 また、第二の、別の御使いが続いてやって来て、言った。「大バビロンは倒れた。倒れた。激しい御怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた者。」

 

9 また、第三の、別の御使いも、彼らに続いてやって来て、大声で言った。「もし、だれでも、獣とその像を拝み、自分の額か手かに刻印を受けるなら、

 

10 そのような者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲む。また、聖なる御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

 

11 そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまでも立ち上る。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを得ない。

 

 

すなわち、現代のバビロン、アメリカ由来のヘンテコ教理本に影響されたり、 アメリカ由来の悪霊リバイバリストの霊を受ける事はそのまま、反キリスト礼拝、反キリストのしるし、獣のしるしを受ける事につながるのである。

 

 

ここに書かれている、「激しい御怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた者」とのことばは、預言的であり、適格である。

 

世界中の全てのキリスト教会、キリスト教書店はこの国由来の霊、教理に影響されており、その影響を大なり小なり受けている、ほとんど例外はない。

 

すなわち、世界の全てのキリスト教会は反キリスト礼拝の道を歩み始めているのである。

 

 

4. バビロン、アメリカかぶれの神学者には、終末の預言を解きあかす事ができない;

 

 

ダニエル2:24 それからダニエルは、王がバビロンの知者たちを滅ぼすように命じておいたアルヨクのもとに行き、彼にこう言った。「バビロンの知者たちを滅ぼしてはなりません。私を王の前に連れて行ってください。私が王に解き明かしを示します。」

 

25 そこで、アルヨクは急いでダニエルを王の前に連れて行き、王にこう言った。「ユダからの捕虜の中に、王に解き明かしのできるひとりの男を見つけました。」

 

26 それで王は、ベルテシャツァルという名のダニエルに言った。「あなたは私が見た夢と、その解き明かしを私に示すことができるのか。」

 

27 ダニエルは王に答えて言った。「王が求められる秘密は、知者、呪文師、呪法師、星占いも王に示すことはできません。

 

28 しかし、天に秘密をあらわすひとりの神がおられ、この方が終わりの日に起こることをネブカデネザル王に示されたのです。あなたの夢と、寝床であなたの頭に浮かんだ幻はこれです。

 

 

かつての日、ダニエルの時代、バビロンの王は、終末に関する夢を見たが、しかし、 バビロンの知者、学者はこの夢を誰一人として、解きあかす事ができなかった。

 

このことは、未来の日への預言でもあり、終末の日、バビロン化した世界のキリスト教会には、 誰一人、終末の預言を理解でき、悟る知者も学者も存在しなくなる、そのことを預言していると考えられる。

 

 

このことは成就しており、バビロンアメリカ由来のレフトビハインド、ハルリンゼイの本などに影響され、インチキな終末教理に惑わされている人々は誰一人本当の終末の時代の意味合いを理解していない。

 

世界のキリスト教メデイア、神学校は、このバビロン、アメリカに支配され、レフトビハインド等、惑わしの終末の教えが広がっている。

 

結果、多くのクリスチャンにとり、正しく終末の獣の国を理解する事は困難である。

 

 

 

5.バビロン、アメリカの特徴:それは、変質した教えであり、聖書の教えを曲げ、悪魔的な教えへと変える:

 

 

ヨハネの黙示録 17:3 それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。

 

4 この女は紫と緋の衣を着ていて、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものや自分の不品行の汚れでいっぱいになった金の杯を手に持っていた。

 

 

上記は黙示録の淫婦バビロンの描写である。淫婦バビロンの記載には、多くの教会を 暗示する表現があり、ここでも教会の聖餐式で用いられる「杯」が記載されている。

 

神の前にアメリカのキリスト教会は淫婦バビロンであり、その行いは、神の教えから逸脱しており、その実体は憎むべきもの、不品行の汚れで一杯であることを知るべきである。

 

バビロン、アメリカの教えは聖書をねじまげ、神の怒りを買うものである。その教理は嘘八百のレフトビハインドやら、911テロの嘘を宣伝するレッツロールなど、インチキ教理ばかりである。はたまた、イスラムの脅威を宣伝し、戦争を煽るフランクリングラハムなど、トンデモ牧師ばかりである。

 

 

ヤベツの祈りは魔術の祈りの原則をキリスト教会に持ち込むものであり、キリストのあがないに関してひとこともないジョンウインバー「力の伝道」など、おかしな本ばかりである。

 

 

 

6. バビロン、アメリカの特徴:それは霊的には、悪霊を与えるものである:

 

 

ヨハネの黙示録 18:2 彼は力強い声で叫んで言った。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、悪霊の住まい、あらゆる汚れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。

 

3 それは、すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み、地上の王たちは、彼女と不品行を行ない、地上の商人たちは、彼女の極度の好色によって富を得たからである。」

 

 

 

ここに書かれているように、バビロンアメリカのキリスト教会とは、「悪霊の住まい、あらゆる汚れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつ」である。それを理解せず、わざわざトロントやアメリカ、ペンサコーラへ行って、獣の霊を受けて来るクリスチャン、牧師たちは、狐にだまされて肥だめで、「いい湯だな~」といっている愚か者に等しい、回りからは理解不能な愚か者である。

 

 

黙示録16:13 また、私は竜の口と、獣の口と、にせ預言者の口とから、かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た。

 

14 彼らはしるしを行なう悪霊どもの霊である。彼らは全世界の王たちのところに出て行く。万物の支配者である神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを集めるためである。

 

 

 

ここにしるしを行う悪霊がかえるのような汚れた霊と書かれているように、アメリカ、バビロンの器が行うしるしと不思議は、かえるのような汚れた霊によって、行われているのである。

結果、この霊を受ける者は精神に異常をきたし、行いも改まらない。

 

 

 

7.バビロン、アメリカの特徴:それは魔術から来ている

 

 

ヨハネの黙示録 18:23 すべての国々の民がおまえの魔術にだまされていたからだ。

 

 

魔術は英語でマジックといい、マジックには日本語でいう、手品という意味合いもある。

手品とは、たとえば帽子の中から、突然鳩を出して人を脅かす術である。

キリスト教の聖会のどまんなかに現れてキリスト教教師もどきの方法で按手をし、その実、悪霊を人々に下すとは、まことに人をだましあざむく、マジシャンのわざであるが、しかし、実際にこのことは行われている。

 

トロントビデオの中ではケネスクープランド、ロドニーハワード、ベニーヒン達がキリスト教教師の様なかっこうで、その実、悪霊を下しているさまが描かれている。

 

まことに上記言葉、「すべての国々の民がおまえの魔術にだまされていたからだ。」とはこれらの悪霊リバイバル聖会で実現している。

 

 

 

8.バビロン、アメリカの特徴:それは反キリスト礼拝をもたらす

 

 

 

ヨハネの黙示録 14:8 また、第二の、別の御使いが続いてやって来て、言った。「大バビロンは倒れた。倒れた。激しい御怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた者。」

 

9 また、第三の、別の御使いも、彼らに続いてやって来て、大声で言った。「もし、だれでも、獣とその像を拝み、自分の額か手かに刻印を受けるなら、

 

10 そのような者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲む。また、聖なる御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

 

11 そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまでも立ち上る。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを得ない。

 

 

上記箇所には、バビロンの不品行のぶどう酒とともに、「獣とその像を拝み、自分の額か手かに刻印を受ける」こととが描かれている。

 

獣とは、アメリカであり、その像とはアメリカから立つ宗教指導者、反キリストのことである。

すなわち、アメリカのキリスト教を崇拝し、賛同し、吟味もなくその教えを受け入れている人々は、いずれ、悪霊リバイバルの中で、像、反キリストを拝するようになり、結果、自分の額か手かに刻印を受けるようになるのである。

 

 

そして、その結果、「聖なる御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。」、永遠の命を失う可能性がある。だから、アメリカのキリスト教会、その教えにどう我々が反応するかは何と、永遠の命に関わることがらなのである。

 

 

 

9. バビロン、アメリカの特徴:それは正しい聖徒への迫害をもたらす

 

 

ヨハネの黙示録 17:5 その額には、意味の秘められた名が書かれていた。すなわち、「すべての淫婦と地の憎むべきものとの母、大バビロン。」という名であった。

 

6 そして、私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を見たとき、非常に驚いた。

 

ヨハネの黙示録 18:24 また、預言者や聖徒たちの血、および地上で殺されたすべての人々の血が、この都の中に見いだされたからだ。」

 

 

 

このバビロン、アメリカ由来のインチキ教理には、ある特定の目標、方向があり、それは、インチキ悪霊使徒、預言者の強権の下で、聖霊に従い、みことばに従う、クリスチャンを反キリスト呼ばわりして迫害することである。

 

結果、いずれ上記ことばのように、「預言者や聖徒たちの血」が流されるようになる。

これからアメリカを始め、世界各地で正しいクリスチャンが迫害を受け、殉教する時代になっていくのである。

 

 

その迫害はかつての日、バビロンで神に従うために迫害を受けたダニエル達の姿に予表される。

バビロンの王の建てた像を拝まず炉の中に投げ込まれたダニエルの友、シャデラク、メシャク、アベデネゴは終末の日にアメリカの強権の下で擁立される宗教指導者、反キリストを拝さず迫害を受けるクリスチャンの型である。同じく王に祈らず、ライオンの穴に投げ込まれたダニエルは、終末の日に反キリストに祈らず、迫害に会うクリスチャンの型である。

 

 

 

10.バビロン、アメリカの特徴:アメリカの国力、法律、また圧倒的な世界支配の権力の下で、バビロン由来のインチキ教理、インチキリバイバルは世界的に正当化される。

 

 

ヨハネの黙示録 17:3 それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。

 

 

 

一人の女、バビロン、アメリカのキリスト教会は、獣すなわち、アメリカという絶対的な強権の国の上に乗り、その世俗的、この世的権力の力で、そのインチキ教理を合法化し、従わない者を、カルト、法律に反していると、非難するようになる。

 

また、獣の霊を受けているもの以外は、教会での働き、奉仕は非合法化される。

 

 

ヨハネの黙示録 13:17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。

 

 

 

 

11.バビロン、アメリカの特徴:それは、多くの神の民を惑わし、神への反逆の戦いへ集わせる

 

 

ヨハネの黙示録 16:13 また、私は竜の口と、獣の口と、にせ預言者の口とから、かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た。

 

14 彼らはしるしを行なう悪霊どもの霊である。彼らは全世界の王たちのところに出て行く。万物の支配者である神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを集めるためである。

 

15   見よ。わたしは盗人のように来る。目をさまして、身に着物をつけ、裸で歩く恥を人に見られないようにする者は幸いである。  

 

16 こうして彼らは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる所に王たちを集めた。

 

 

ハルマゲドンの意味は、「メギドの丘」との意味合い。そして、メギドでは旧約の時代、ユダの王が惑わされて戦いに出かけ、結果、命を失っている。

 

新約のユダ族、プロテスタントも惑わされて戦いにでかけ、結果永遠の命を失う事が暗示されている。

これからの時代、アメリカ由来のインチキ教理に惑わされ、インチキリバイバルの霊に影響され、霊の戦いと称して、正しいクリスチャンを攻撃する人々こそ、このハルマゲドンの戦いの惑わされた王たちである。

 

 

 

12. バビロン、アメリカの特徴:それは最終的には惑わされた多くの神の民を永遠の命から移し、すさまじい神の怒りへ会うように惑わす。

 

 

 

黙示録14:9 また、第三の、別の御使いも、彼らに続いてやって来て、大声で言った。「もし、だれでも、獣とその像を拝み、自分の額か手かに刻印を受けるなら、

 

10 そのような者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲む。また、聖なる御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

 

11 そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまでも立ち上る。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを得ない。

 

ヨハネの黙示録 20:10 そして、彼らを惑わした悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた。そこは獣も、にせ預言者もいる所で、彼らは永遠に昼も夜も苦しみを受ける。

 

 

 

 

13.バビロン、アメリカ由来の惑わし、反キリスト礼拝、獣の霊から、守られる者こそ、終末の日に永遠の命を得るものである。

 

 

この迫害の時代、これが聖書のいう艱難時代である。

 

 

ヨハネの黙示録 14:11 そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまでも立ち上る。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを得ない。

 

12 神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある。」

 

13 また私は、天からこう言っている声を聞いた。「書きしるせ。『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである。』」御霊も言われる。「しかり。彼らはその労苦から解き放されて休むことができる。彼らの行ないは彼らについて行くからである。」

 

14 また、私は見た。見よ。白い雲が起こり、その雲に人の子のような方が乗っておられた。頭には金の冠をかぶり、手には鋭いかまを持っておられた。

 

15 すると、もうひとりの御使いが聖所から出て来て、雲に乗っておられる方に向かって大声で叫んだ。「かまを入れて刈り取ってください。地の穀物は実ったので、取り入れる時が来ましたから。」

 

 

 

艱難時代に聖徒が苦しみを受けるその理由は、バビロン、アメリカ由来の教理を受け入れず、その霊を受け入れないがためであることがわかる。また、その迫害の記述の後に、「その雲に人の子のような方が乗っておられた」との記述があるので、主の再臨は、艱難の後であることがわかる。従って、艱難前だの中だの2段階の再臨を語る人々は獣の国のインチキ教理に惑わされた、獣派の人々である。

 

 

 

ヨハネの黙示録 18:4 それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。

 

 

正しい神の民はこの女、バビロン、アメリカ由来の教理、霊から離れるべき事が語られている。

 

 

ヨハネの黙示録 3:10 あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。

 

 

アメリカ、バビロンの強権の下での迫害は全世界のクリスチャンに及ぶが、こんなインチキ教理に惑わされない者には、主の助けが迫害の中でもあることが描かれている。

 

 

ヨハネの黙示録 20:4 また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。

 

 

 

キリストとともに甦る事と、「獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されな」いことが

関係があるように記述されている。従って、今起きつつある、アメリカ、バビロン主導のインチキ教理や獣の霊を受けるか受けないかが、永遠の命や復活と大いに関係があるのである。

この国、アメリカを正しく吟味することは今の時代、大きな意味合いがあることを知りたい。

 

 

 

14.黙示録18章、バビロンに関する記述:

 

 

黙示録18:1 この後、私は、もうひとりの御使いが、大きな権威を帯びて、天から下って来るのを見た。地はその栄光のために明るくなった。

 

2 彼は力強い声で叫んで言った。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、悪霊の住まい、あらゆる汚れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。

 

3 それは、すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み、地上の王たちは、彼女と不品行を行ない、地上の商人たちは、彼女の極度の好色によって富を得たからである。」

 

4 それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。

 

5 なぜなら、彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神は彼女の不正を覚えておられるからです。

 

6 あなたがたは、彼女が支払ったものをそのまま彼女に返し、彼女の行ないに応じて二倍にして戻しなさい。彼女が混ぜ合わせた杯の中には、彼女のために二倍の量を混ぜ合わせなさい。

 

7 彼女が自分を誇り、好色にふけったと同じだけの苦しみと悲しみとを、彼女に与えなさい。彼女は心の中で『私は女王の座に着いている者であり、やもめではないから、悲しみを知らない。』と言うからです。

 

8 それゆえ一日のうちに、さまざまの災害、すなわち死病、悲しみ、飢えが彼女を襲い、彼女は火で焼き尽くされます。彼女をさばく神である主は力の強い方だからです。

 

9 彼女と不品行を行ない、好色にふけった地上の王たちは、彼女が火で焼かれる煙を見ると、彼女のことで泣き、悲しみます。

 

10 彼らは、彼女の苦しみを恐れたために、遠く離れて立っていて、こう言います。『わざわいが来た。わざわいが来た。大きな都よ。力強い都、バビロンよ。あなたのさばきは、一瞬のうちに来た。』

 

11 また、地上の商人たちは彼女のことで泣き悲しみます。もはや彼らの商品を買う者がだれもいないからです。

 

12 商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻布、紫布、絹、緋布、香木、さまざまの象牙細工、高価な木や銅や鉄や大理石で造ったあらゆる種類の器具、

 

13 また、肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、麦、牛、羊、それに馬、車、奴隷、また人のいのちです。

 

14 また、あなたの心の望みである熟したくだものは、あなたから遠ざかってしまい、あらゆるはでな物、はなやかな物は消えうせて、もはや、決してそれらの物を見いだすことができません。

 

15 これらの物を商って彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを恐れたために、遠く離れて立っていて、泣き悲しんで、

 

16 言います。『わざわいが来た。わざわいが来た。麻布、紫布、緋布を着て、金、宝石、真珠を飾りにしていた大きな都よ。

 

17 あれほどの富が、一瞬のうちに荒れすたれてしまった。』また、すべての船長、すべての船客、水夫、海で働く者たちも、遠く離れて立っていて、

 

18 彼女が焼かれる煙を見て、叫んで言いました。『このすばらしい都のような所がほかにあろうか。』

 

19 それから、彼らは、頭にちりをかぶって、泣き悲しみ、叫んで言いました。『わざわいが来た。わざわいが来た。大きな都よ。海に舟を持つ者はみな、この都のおごりによって富を得ていたのに、それが一瞬のうちに荒れすたれるとは。』

 

20 おお、天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都のことで喜びなさい。神は、あなたがたのために、この都にさばきを宣告されたからです。」

 

21 また、ひとりの強い御使いが、大きい、ひき臼のような石を取り上げ、海に投げ入れて言った。「大きな都バビロンは、このように激しく打ち倒されて、もはやなくなって消えうせてしまう。

 

22 立て琴をひく者、歌を歌う者、笛を吹く者、ラッパを鳴らす者の声は、もうおまえのうちに聞かれなくなる。あらゆる技術を持った職人たちも、もうおまえのうちに見られなくなる。ひき臼の音も、もうおまえのうちに聞かれなくなる。

 

23 ともしびの光は、もうおまえのうちに輝かなくなる。花婿、花嫁の声も、もうおまえのうちに聞かれなくなる。なぜなら、おまえの商人たちは地上の力ある者どもで、すべての国々の民がおまえの魔術にだまされていたからだ。

 

24 また、預言者や聖徒たちの血、および地上で殺されたすべての人々の血が、この都の中に見いだされたからだ。」

 

 

 

ー以上ー

 

 

 

第17回黙示録セミナー (3)   H23.7.10 午前

 

<獣の国、アメリカ主導の艱難時代>

 

 

<目次>

 

 

1. 神の民の不信のゆえに終末の日には獣の国が台頭する。

2.この獣の国は神の民の背教を押し進め、最後には多くの神の民の命、永遠の命を奪う。

ダニエル書に出て来る獣の国が獅子、熊、ひょうの様にどれも「人食い獣」であることは、これを暗示する。

3.この国がどの国であるかを見い出す事は「謎の中の謎」である。

ダニエル2章、ネブカデネザルの夢の箇所で、バビロンの知者、学者が誰一人、

この終末の獣の国に関しての夢を解き明かせなかったのは、これを示す。

4. 世界のキリスト教メデイア、神学校は、この獣の国、アメリカに支配され、

レフトビハインド等、惑わしの終末の教えが広がっている。

結果、多くのクリスチャンにとり、正しく終末の獣の国を理解する事は困難である。

5.この国の支配と強権の下で、世界のキリスト教が統一、支配され、反キリスト台頭の時が来る。

6.反キリストということばの意味合いは「キリストの代わり」。

多くのクリスチャンは、キリストと結ばれている永遠の契約を裏切り、反キリストと

契約を結ぶようになる。結果、永遠の命を失う。

7.多くのクリスチャンがキリストのみことばを捨て、キリストの霊、聖霊を捨てる時、

それが背教である。テサロニケの手紙の背教とはこのことである。

8. 背教したクリスチャンが惑わされてキリストのため、神のためという論理の下で、

「正しく主につくクリスチャン」を迫害する時、それが、艱難時代である。

9.多くの惑わされた神の民が少数の正しい神の民を襲う、このことを聖書はいくつかの

表現で語る。ハルマゲドンの戦いは、このことの一つの表現であり、ゴグマゴグの記述はまた別の表 現である。

10.ダニエルの3人の友人がバビロンで像を拝まないため、苦難に会った事は、終末の艱難時代の型:

11. ハルマゲドンの戦いとは、艱難時代の別の表現:

 

<詳細>

 

1. 神の民の不信のゆえに終末の日には獣の国が台頭する

 

 

 

ダニエル8:23「 彼らの治世の終わりに、彼らのそむきが窮まるとき、横柄で狡猾なひとりの

王が立つ。 」

 

 

ヨブ記 3:8 日をのろう者、レビヤタンを呼び起こせる者がこれをのろうように。

 

 

 

2.この獣の国は神の民の背教を押し進め、最後には多くの神の民の命、永遠の命を奪う

 

 

ダニエル書に出て来る獣の国が獅子、熊、ひょうの様にどれも「人食い獣」であることは、これを暗

示する。

 

 

 

黙示録13:1 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とが

あった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。

 

2 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであっ

た。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。

 

 

 

ダニエル7:21 私が見ていると、その角は、聖徒たちに戦いをいどんで、彼らに打ち勝った。

 

22 しかし、それは年を経た方が来られるまでのことであって、いと高き方の聖徒たちのため

に、さばきが行なわれ、聖徒たちが国を受け継ぐ時が来た。

 

23 彼はこう言った。『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異な

り、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。

 

24 十本の角は、この国から立つ十人の王。彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。彼は先の

者たちと異なり、三人の王を打ち倒す。

 

25 彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとす

る。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだ

ねられる。

 

26 しかし、さばきが行なわれ、彼の主権は奪われて、彼は永久に絶やされ、滅ぼされる。

 

27 国と、主権と、天下の国々の権威とは、いと高き方の聖徒である民に与えられる。その御

国は永遠の国。すべての主権は彼らに仕え、服従する。』

 

ダニエル8:24 彼の力は強くなるが、彼自身の力によるのではない。彼は、あきれ果てるよう

な破壊を行ない、事をなして成功し、有力者たちと聖徒の民を滅ぼす。

 

25 彼は悪巧みによって欺きをその手で成功させ、心は高ぶり、不意に多くの人を滅ぼし、君

の君に向かって立ち上がる。しかし、人手によらずに、彼は砕かれる。

 

 

 

3.この国がどの国であるかを見い出す事は「謎の中の謎」である

 

 

ダニエル2章、ネブカデネザルの夢の箇所で、バビロンの知者、学者が誰一人、

この終末の獣の国に関しての夢を解き明かせなかったのは、これを示す。

 

 

ダニエル書 2:10 カルデヤ人たちは王の前に答えて言った。「この地上には、王の言われる

ことを示すことのできる者はひとりもありません。どんな偉大な権力のある王でも、このよ

うなことを呪法師や呪文師、あるいはカルデヤ人に尋ねたことはかつてありません。

 

11 王のお尋ねになることは、むずかしいことです。肉なる者とその住まいを共にされない

神々以外には、それを王の前に示すことのできる者はいません。」

 

ダニエル12:8 私はこれを聞いたが、悟ることができなかった。そこで、私は尋ねた。「わが

主よ。この終わりは、どうなるのでしょう。」

 

9 彼は言った。「ダニエルよ。行け。このことばは、終わりの時まで、秘められ、封じられて

いるからだ。

 

 

 

 

4. 世界のキリスト教メデイア、神学校は、この獣の国、アメリカに支配され、レフトビハインド等、惑わしの終末の教えが広がっている

 

 

 

結果、多くのクリスチャンにとり、正しく終末の獣の国を理解する事は困難である。

 

 

ダニエル書 8:9 そのうちの一本の角から、また一本の小さな角が芽を出して、南と、東と、

麗しい国とに向かって、非常に大きくなっていった。

 

10 それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを

踏みにじり、

 

11 軍勢の長にまでのし上がった。それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所

の基はくつがえされる。

 

 

 

 

5.この国の支配と強権の下で、世界のキリスト教が統一、支配され、反キリスト台頭の時が来る

 

 

黙示録13:5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活

動する権威を与えられた。

 

6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名

と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。

 

7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国

語、国民を支配する権威を与えられた。

 

8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていな

い者はみな、彼を拝むようになる。

 

9 耳のある者は聞きなさい。

 

10 とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければ

ならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。

 

11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があ

り、竜のようにものを言った。

 

12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に

住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。

 

 

 

ダニエル書 8: 10 それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを踏みにじり、

 

11 軍勢の長にまでのし上がった。それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所

の基はくつがえされる。

 

 

 

6.反キリストということばの意味合いは「キリストの代わり」

 

 

多くのクリスチャンは、キリストと結ばれている永遠の契約を裏切り、反キリストと

契約を結ぶようになる。結果、永遠の命を失う。

 

 

黙示録13:8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしる

されていない者はみな、彼を拝むようになる。

 

9 耳のある者は聞きなさい。

 

16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴

隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。

 

17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だ

れも、買うことも、売ることもできないようにした。

 

 

 

ダニエル書 9:27 彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ

物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現われる。ついに、定められた絶滅が、荒らす

者の上にふりかかる。」

 

 

 

コリント人への手紙第一 11:25 夕食の後、杯をも同じようにして言われました。「この杯

は、わたしの血による新しい契約です。これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ない

なさい。」

 

 

 

7.多くのクリスチャンがキリストのみことばを捨て、キリストの霊、聖霊を捨てる時、

それが背教である。テサロニケの手紙の背教とはこのことである。

 

 

テサロニケ人への手紙第二 2:3 だれにも、どのようにも、だまされないようにしなさい。な

ぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来な

いからです。

 

4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、

神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。

 

5 私がまだあなたがたのところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しま

せんか。

 

6 あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止め

ているものがあるのです。

 

7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる

時まで引き止めているのです。

 

 

 

 

8. 背教したクリスチャンが惑わされてキリストのため、神のためという論理の下で、「正しく主につくクリスチャン」を迫害する時、それが、艱難時代である

 

 

マタイの福音書 10:17 人々には用心しなさい。彼らはあなたがたを議会に引き渡し、会堂で

むち打ちますから。

 

18 また、あなたがたは、わたしのゆえに、総督たちや王たちの前に連れて行かれます。それ

は、彼らと異邦人たちにあかしをするためです。

 

9 人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及

びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。

 

20 というのは、話すのはあなたがたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたが

たの父の御霊だからです。

 

21 兄弟は兄弟を死に渡し、父は子を死に渡し、子どもたちは両親に立ち逆らって、彼らを死

なせます。

 

22 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人々に憎まれます。しかし、最後まで

耐え忍ぶ者は救われます。

 

 

*兄弟とは、たとえであり、信仰の兄弟姉妹の事をさす。

 

 

ヨハネの福音書 16:1 これらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがつまずくこと

のないためです。

 

2 人々はあなたがたを会堂から追放するでしょう。事実、あなたがたを殺す者がみな、そうす

ることで自分は神に奉仕しているのだと思う時が来ます。

 

 

 

9.多くの惑わされた神の民が少数の正しい神の民を襲う、このことを聖書はいくつかの表現で語る。ハルマゲドンの戦いは、このことの一つの表現であり、ゴグマゴグの記述はまた同じ事の別の表現である。

 

 

 

黙示録16:12 第六の御使いが鉢を大ユーフラテス川にぶちまけた。すると、水は、日の出る

ほうから来る王たちに道を備えるために、かれてしまった。

 

13 また、私は竜の口と、獣の口と、にせ預言者の口とから、かえるのような汚れた霊どもが

三つ出て来るのを見た。

 

14 彼らはしるしを行なう悪霊どもの霊である。彼らは全世界の王たちのところに出て行く。

万物の支配者である神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを集めるためである。

 

15   見よ。わたしは盗人のように来る。目をさまして、身に着物をつけ、裸で歩く恥を人

に見られないようにする者は幸いである。  

 

16 こうして彼らは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる所に王たちを集めた。

 

 

 

 

10.ダニエルの3人の友人がバビロンで像を拝まないため、苦難に会った事は、終末の艱難時代の型:

 

 

ダニエル書 3:12 ここに、あなたが任命してバビロン州の事務をつかさどらせたユダヤ人シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴがおります。王よ。この者たちはあなたを無視して、あなたの神々に仕えず、あなたが立てた金の像を拝みもいたしません。」

 

13 そこでネブカデネザルは怒りたけり、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを連れて来いと命じた。それでこの人たちは王の前に連れて来られた。

 

14 ネブカデネザルは彼らに言った。「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ。あなたがたは私の神々に仕えず、また私が立てた金の像を拝みもしないというが、ほんとうか。

 

15 もしあなたがたが、角笛、二管の笛、立琴、三角琴、ハープ、風笛、および、もろもろの楽器の音を聞くときに、ひれ伏して、私が造った像を拝むなら、それでよし。しかし、もし拝まないなら、あなたがたはただちに火の燃える炉の中に投げ込まれる。どの神が、私の手からあなたがたを救い出せよう。」

 

16 シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴはネブカデネザル王に言った。「私たちはこのことについて、あなたにお答えする必要はありません。

 

17 もし、そうなれば、私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。王よ。神は私たちをあなたの手から救い出します。

 

18 しかし、もしそうでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた金の像を拝むこともしません。」

 

 

 

終末の時代もバビロン王、アメリカが定めた像、すなわち、反キリストを拝まないため、正しいクリスチャンは苦難に会う。

 

 

 

 

11. ハルマゲドンの戦いとは、艱難時代の別の表現:

 

 

ヨハネの黙示録 16:12 第六の御使いが鉢を大ユーフラテス川にぶちまけた。すると、水は、日の出るほうから来る王たちに道を備えるために、かれてしまった。

 

13 また、私は竜の口と、獣の口と、にせ預言者の口とから、かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た。

 

14 彼らはしるしを行なう悪霊どもの霊である。彼らは全世界の王たちのところに出て行く。万物の支配者である神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを集めるためである。

 

15   見よ。わたしは盗人のように来る。目をさまして、身に着物をつけ、裸で歩く恥を人に見られないようにする者は幸いである。  

 

16 こうして彼らは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる所に王たちを集めた。

 

17 第七の御使いが鉢を空中にぶちまけた。すると、大きな声が御座を出て、聖所の中から出て来て、「事は成就した。」と言った。

 

18 すると、いなずまと声と雷鳴があり、大きな地震があった。この地震は人間が地上に住んで以来、かつてなかったほどのもので、それほどに大きな、強い地震であった。

 

19 また、あの大きな都は三つに裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。そして、大バビロンは、神の前に覚えられて、神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。

 

 

 

この惑わされた王達の戦いとは、キリスト教会における戦いを預言的に記したもの。

キリスト教会のトップに立つ人々が惑わされ、正しい人々へと戦いを挑む。

-

 

 

ー以上ー

 

 

 

 

第17回黙示録セミナー(4)   H23.7.10 午後

 

<弟子は艱難時代を経て永遠の命を獲得する>

 

 

1. 聖書は明らかに終末を経て、なおかつ永遠の命を得る者は少ないことを語る。

 

#終末はノア、ロトの時

 

"ルカ17:26 人の子の日に起こることは、ちょうど、ノアの日に起こったことと同様です。

 

27 ノアが箱舟にはいるその日まで、人々は、食べたり、飲んだり、めとったり、とついだりしていたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいました。

 

28 また、ロトの時代にあったことと同様です。人々は食べたり、飲んだり、売ったり、買ったり、植えたり、建てたりしていたが、

 

29 ロトがソドムから出て行くと、その日に、火と硫黄が天から降って、すべての人を滅ぼしてしまいました。

 

30 人の子の現われる日にも、全くそのとおりです。"

 

 

 

ノアの話の要点は、その罪のゆえ、その時代の多くの人が洪水により、 滅び、残ったのは正しいノア達数人ということ。滅びる者は多く、正しく生き残る者は少ない、ということが要点。

 

また、ロトの時も同じく、その時代、ソドム、ゴモラの多くの人は、 罪の中にあり、滅ぼされてしまった。その火の裁きを経て生き残ったのは、ロトとその娘達、計三人という話である。この話も要点は、裁きを経て生き残る、正しい者は少ない、という教えである。

 

結論として、道を曲げているクリスチャン、隠れた罪の中にいる偽善クリスチャンはみな、危ない。 襟を正して、歩みを糺すクリスチャンがかろうじて救われる、と理解するのが正しい。それ以外の解釈など、ありえないし、ありえるべきではない。

 

 

このように、聖書の主張、主のいわれた終末に関するポイントは、子供でも分かる程たやすい話なのに、

愚かで、役立たずな現代の牧師、教師はインチキ終末教理を、持ち込み、 「艱難は来るが、全てのクリスチャンは、救われる(?)」、終末はクリスチャンの勝利の時だ(???)などと、わけのわからない、

妄想教理を熱弁し、滅びに至る人々、備えを怠り、滅びる人を増やしている。

 

 

#残りの者は少ない

 

 

聖書が明らかに語る神の民の原則は;

 

多くの人が道を踏み外し、背教し、冒涜の道を歩む。それに惑わされず正しく残る

残りの者は少ない、ということ。

 

 

以下のように書かれている。

 

 

"イザヤ書 1:9 もしも、万軍の主が、少しの生き残りの者を私たちに残されなかったら、私たちもソドムのようになり、ゴモラと同じようになっていた。"

 

 

2 永遠の命に至る門は狭く、その道は狭い、それを見い出す者はまれ

 

 

#命の門は狭い

 

"

マタイの福音書 7:13 狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。

 

4 いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。"

 

 

ここに書かれている「いのち」とは、肉体のいのちではなく、永遠のいのち。

その門は狭いことが書かれている。

 

難関大学の門も狭いが、永遠の命への門はさらに狭い。

逆に、滅びに至る門は広く、惑わされてインチキ終末教理をうのみにして、 広い滅びの門を安心して通って行く者が多い。

 

 

 

#救われるものは少ない

 

 

"ルカの福音書 13:23 すると、「主よ。救われる者は少ないのですか。」と言う人があった。イエスは、人々に言われた。

 

24 「努力して狭い門からはいりなさい。なぜなら、あなたがたに言いますが、はいろうとしても、はいれなくなる人が多いのですから。"

 

 

 

救われる者は少ないとの質問に対して、主はそのことを否定しなかった。

救われる者は少ない、と理解した方が正しいのである。

 

 

 

3. イエスの時代、多くのユダヤ人、神の民は、彼を受け入れなかった

 

 

イエスの時代、多くのユダヤ人、神の民は、彼を受け入れなかった。そして、最終的にイエスを、拒否し、十字架で殺し、神からの裁きにあった。

 

その後、エルサレムはローマにより、攻撃され、エルサレムに住む神の民は最後の一人迄、殺された。

神のすさまじい裁き、罰を受けたのである。

 

 

福音書が、語ることは、旧約の時代の終わり、主イエスの時代の民は、 曲がっており、間違えており、背教であること、そして、その罪のゆえ、多くは罰せられ、滅んだことである。

 

 

 

"マタイの福音書 27:20 しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。

 

21 しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」

 

22 ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」

 

23 だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。"

 

 

 

新約の終わりの神の民もその背教のゆえ、結局、主のことばを否定し、冒涜し、 裁きと罰に入るようになった。以下のことばの通りである。

 

 

 

"ルカの福音書 23:28 しかしイエスは、女たちのほうに向いて、こう言われた。「エルサレムの娘たち。わたしのことで泣いてはいけない。むしろ自分自身と、自分の子どもたちのことのために泣きなさい。

 

29 なぜなら人々が、『不妊の女、子を産んだことのない胎、飲ませたことのない乳房は、幸いだ。』と言う日が来るのですから。

 

30 そのとき、人々は山に向かって、『われわれの上に倒れかかってくれ。』と言い、丘に向かって、『われわれをおおってくれ。』と言い始めます。

 

31 彼らが生木にこのようなことをするのなら、枯れ木には、いったい、何が起こるでしょう。」"

 

 

キリストを受け入れず、そして、最後は十字架につけて殺したこのエルサレムの町は、 後に神の裁き、罰を受け、ローマ軍により、最後の一人迄、殺された。

その日には、上記のように、民は助けを叫ぶようになったのである。

 

 

なお、上記、"山に向かって、『われわれの上に倒れかかってくれ。』"とのことばは、

黙示録で再現する。以下のとおりである。

 

 

"ヨハネの黙示録 6:15 地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人が、ほら穴と山の岩間に隠れ、

 

16 山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にある方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。

 

17 御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」"

 

 

すなわち、終末の日に冒涜の民への神の怒りが再現することが暗示されているのである。

 

 

 

 

 

4. しかし、例外的に12弟子達は、イエスを理解し、彼を受け入れた

 

 

イエスの時代に誰が彼を受け入れ、信じ、結果、旧約の民の冒涜、背教に巻き込まれず、

逆に永遠の命を得たかを、見ることは大事である。

 

 

"マタイの福音書 16:15 イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」

 

16 シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」

 

17するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。"

 

 

聖書によれば、それは弟子であり、ペテロを始めとする弟子であることがわかる。

今の時代においても、弟子の歩みにポイントがある。

 

 

"ヨハネの福音書 14:2 わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。

 

3 わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。"

 

 

このことばを主は最後の晩餐、弟子達のみ集まった場所で語られた。

 

 

エルサレムの多くの人がキリストを否定し、結果として裁きに会い、滅ぶようになるが、 しかし、例外的に主は弟子達に対して、「場所を備えに行く」すなわち、彼らを天の御国に入れることを語っている。

 

弟子の歩みにポイントがある。さらに「わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。」とのことばに注目すべきである。

 

 

「また来て」とは、再臨のことであり、このことばから理解できることは、再臨とは、 全てのクリスチャンのためというより、弟子にむけたもの、弟子を天の家に迎え入れるものと理解できる。

 

 

 

5. 主の昇天を見守ったのは弟子のみ、同じように主は再臨される

 

 

主の昇天の記事を見てみよう。

 

 

"使徒の働き 1:9 こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。

 

10 イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。

 

11 そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」"

 

 

ここに書かれているように、主の昇天を見送ったのは弟子達のみである。

そして、この箇所で、再臨に関しても言及があり、「イエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」と語られている。

 

 

主は昇天の時と同じありさまで、再臨される、ということは、 再臨の時も真の意味で、主を迎えるのは弟子である、可能性がある。

 

 

 

6. 黙示録は主の弟子であるヨハネがパトモス島で「みことばのため」苦難にある時書いたもの

 

 

"ヨハネの黙示録 1:9 私ヨハネは、あなたがたの兄弟であり、あなたがたとともにイエスにある苦難と御国と忍耐とにあずかっている者であって、神のことばとイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。"

 

 

このことを通して再臨ということがらの特殊性が理解できる。このことが暗示するのは、 終末の日に主の再臨をもっとも待ち望む者は、ヨハネと同じく、終末の日に「みことばのために苦難に会う弟子達」であり、主の再臨の第一義の目的は、彼らのためなのである。

 

まちがっても、みことばと正反対の教理を語る、艱難前携挙者のために主が再臨するわけではない。

 

 

 

 

7.御使いが遣わされ、天の四方から、選びの民が選ばれる

 

 

"マタイの福音書 24:31 人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。"

 

 

ここに書かれているのは、たとえであり、たとえを理解する必要がある。

ラッパは、角笛に通じ、警告のラッパである。

 

また、御使いとのことばは、働き人を意味することがある。

すなわち、いわれていることは、終末の日に主の命を受けて、警告の働き、また、 選びの民を集める働き人が起こされるということ。

 

 

ここでの注目点は、「選びの民」ということ。その終末の日には、誰でも彼でも、というより、 選抜されたもの、主に選ばれた者が、警告のラッパを聞き、また、理解し、そしてその主の声に聞き従うというもの。

 

逆に他の多くの民、主によって、選ばれなかった民は、相変わらず、 のんきで、悟らず、理解せず、しかし、滅びに至るということ。

 

 

もっと端的いうなら、終末の日において、正しく救いにあずかるのは、かつての日の

12弟子のように、選ばれた人たちであるということ。

いかに私達がこの時代、歩みをただし、主の選びにあずかることが大事か理解できる。

 

 

 

8 たとえ、終末の預言は弟子に開かれる

 

 

#たとえは弟子にひらかれる

 

 

"マタイの福音書 13:10 すると、弟子たちが近寄って来て、イエスに言った。「なぜ、彼らにたとえでお話しになったのですか。」

 

11 イエスは答えて言われた。「あなたがたには、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていません。

 

12 というのは、持っている者はさらに与えられて豊かになり、持たない者は持っているものまでも取り上げられてしまうからです。

 

13 わたしが彼らにたとえで話すのは、彼らは見てはいるが見ず、聞いてはいるが聞かず、また、悟ることもしないからです。

 

14 こうしてイザヤの告げた預言が彼らの上に実現したのです。『あなたがたは確かに聞きはするが、決して悟らない。確かに見てはいるが、決してわからない。

 

15 この民の心は鈍くなり、その耳は遠く、目はつぶっているからである。それは、彼らがその目で見、その耳で聞き、その心で悟って立ち返り、わたしにいやされることのないためである。』

 

16 しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。また、あなたがたの耳は聞いているから幸いです。"

 

 

 

#終末預言は弟子に開かれる

 

 

 

"マタイの福音書 24:3 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」"

 

 

この時、終末預言の解釈は主から弟子にひそかに伝えられた。

全ての群集に公に語られたのではない。終末預言に関しては神がそう定めたのである。

今の時代も終末預言は主の弟子に対してひそかに、秘密に開かれるものであり、 公に大っぴらに開かれるものではない。

 

そのようには見えないかも知れないし、 書店に行けば、終末預言の注解書が売っているようであるが、神がそのように、原則を定めたら、人が覆すことはできない。今でも終末預言は閉じられ、封じられており、それを理解し、悟るのは 弟子の歩みをしている人々のみである。

 

 

 

9終末は選びの時である。

 

 

残される

 

 

終末は主の選びの時であり、正しく残るもの、主に選ばれるものにみこころがある。

クリスチャンならば、誰でも救われるわけではない。

 

 

"マタイの福音書 24:39 そして、洪水が来てすべての物をさらってしまうまで、彼らはわからなかったのです。人の子が来るのも、そのとおりです。

 

40 そのとき、畑にふたりいると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。

 

41 ふたりの女が臼をひいていると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。"

 

 

悪霊リバイバルの洪水にある人は取られ、ある人は残される。

残る者にポイントがある。

 

 

岩の上に家をたてる

 

 

 

"マタイの福音書 7:24 だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。

 

25 雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです。

 

26 また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なわない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。

 

27 雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした。」"

 

 

みことばを行い、岩の歩み、弟子の歩みをするものが、終末の惑わしの中でも残る。

 

 

 

 

ー以上ー