第7回黙示録セミナー H21.11.29 レムナントキリスト教会主催
<謎を解く王:アメリカ発の終末嘘話>
<目次>
1. 黙示録の封印は本当にもう開かれたのか?全ての啓示は開示されたのか?
2.何故黙示録が新約聖書の最後にあるのか、その意味合いは?
3. 終末には、「新約の神の民が裁かれる」ということは、終末教理の基本の基本
4.終末の神の民は、剣、すなわち、偽教理に惑わされて命を失う
5終末の日には、偽預言者,すなわち間違えた教師がたくさん出る事を聖書は語る
6. 再臨教理に関連してよくできた作り話がありえることをペテロは語っている。
7. 終末の時は多くの真理に従わないクリスチャンが、
偽りの霊、偽りの教理に惑わされる時である、偽りの終末教理が許される時である。
8 キリストの再臨はわなとなる
9.謎を解く王、アメリカ
10..終末の嘘話は、アメリカを起点として広まる:
11. 一連の終末嘘シリーズのストーリーには、隠れた目的がある。
12.結果、サタンの全てのもくろみはこの教えを通して実現する。
13.時を変える王、アメリカ
14.結論:
<詳細>
1.黙示録の封印は本当にもう開かれたのか?全ての啓示は開示されたのか?
”黙示録5:1
また、私は、御座にすわっておられる方の右の手に巻き物があるのを見た。それは内側にも外側にも文字が書きしるされ、七つの封印で封じられていた。
2 また私は、ひとりの強い御使いが、大声でふれ広めて、「巻き物を開いて、封印を解くのにふさわしい者はだれか。」と言っているのを見た。
3 しかし、天にも、地にも、地の下にも、だれひとりその巻き物を開くことのできる者はなく、見ることのできる者もいなかった。
4 巻き物を開くのにも、見るのにも、ふさわしい者がだれも見つからなかったので、私は激しく泣いていた。”
神は明らかに終末の書、終末の巻き物が、封印され、誰も開く事も読む事もできないことを語っている。
神がこのように封印されたのなら、その啓示を開く事はむずかしく、
終末の啓示を開く事は難しいと考えるべきである。
根拠もなく全ての啓示は開かれたと思うべきではない。
かつての日、イエスの時、啓示は神の民を区分し、
背教の民と、真にイエスの教えに従おうとする12弟子を始めとした人々を区分するために用いられた。
ペテロ、ヨハネ、ナタナエル、パウロを始めとする人々は、
ナザレのイエスに関する啓示を理解し、受け入れた。しかし、背教に陥った多くの民は、
この義なる方を殺し、裁きへ陥った。彼等には最後まで啓示は開かれなかった。
同じく終末の書、巻き物、黙示録は、終末の神の民を区分するために用いられる。
真にイエスに従おうとする人々はこれを見るが、しかし、背教を行う民、
偽善的なクリスチャンにとっては、最後まで、この書、黙示録は封印された書となると思われる。
現在、世界中に広がるレフトビハインドシリーズを始めとした、一連の終末ストーリーは、
終末の啓示を開くというより、終末に関して正しい理解から、神の民をますます
そらすためにもちられている。
2.何故黙示録が新約聖書の最後にあるのか、その意味合いは?
黙示録の意味合い、それは結論からいえば、新約の教会の背教と裁きを預言しているものである。
そう考える理由は以下のとおり:
*旧約聖書はおおざっぱにいえば、以下からなる:
1)律法(モーセ五書)
2)神の民の歴史(サムエル、列王、歴代等):
律法を与えられた神の民がその律法に従わず、背教に至る歴史
3)預言書(イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエル等)
:背教を重ねる神の民が約束の地を追い出され、アッシリア、バビロンへ
捕囚され、結果、滅びる事の預言
*同じく新約聖書も以下からなると思われる:
1)キリストの律法、教え:福音書、書簡
2)神の民、教会の歴史:黙示録の7つの教会の記述
3)預言書:黙示録:背教を重ねる新約の神の民が滅びることの預言
旧約の終わりに神の民の背教と滅びと災いを、イザヤ、エレミヤを始めとした、
多くの預言書が預言した。同じく、黙示録は新約の神の民の背教と滅びとを預言していると
考えた方が正しいと思える。
3. 終末には、「新約の神の民が裁かれる」ということは、終末教理の基本の基本:
このことを前提にしない、終末教理は、クリスチャンにとり、的外れなものであり、そのような
良いことばを語る教師は、すべての人にほめられる偽預言者。
「ルカ6:26 みなの人にほめられるときは、あなたがたは哀れな者です。彼らの先祖は、にせ預言者たちをそのように扱ったからです。」
教会は終末の日に挙げられる、艱難に会わないという「艱難前携挙説」を教会で、
メッセージをすれば、信者は増えるかも知れないが、それを目的とするのなら、それはまさに、
このにせ預言者の教え。
4.終末の神の民は、剣、すなわち、偽教理に惑わされて命を失う:
「御霊の剣、すなわち神のことばをとれ」と書いてあるように、
剣はみことば、教理に関するたとえである。
”エゼキエル21:1 次のような主のことばが私にあった。
2 「人の子よ。顔をエルサレムに向け、聖所に向かって語りかけよ。イスラエルの地に向かって預言せよ。
3 イスラエルの地に言え。『主はこう仰せられる。今、わたしはあなたに立ち向かう。わたしは剣をさやから抜き、あなたのうちから、正しい者も悪者も断ち滅ぼす。
4 わたしがあなたのうちから、正しい者も悪者も断ち滅ぼすために、わたしの剣はさやを離れて、ネゲブから北まですべての者に立ち向かう。
5 このとき、すべての者は、主であるわたしが剣をさやから抜いたことを知ろう。剣はもう、さやに納められない。』
6 人の子よ。嘆け。彼らが見ているところで腰が砕けるほど激しく嘆け。
7 彼らがあなたに、『なぜあなたは嘆くのか。』と言うなら、そのとき、あなたは言え。『この知らせのためだ。それが来ると、すべての者は心がしなえ、すべての者は気力を失い、みな意気消沈し、だれのひざも震える。今、それが来る。それは実現する。・・神である主の御告げ。・・』」
8 ついで、私に次のような主のことばがあった。
9 「人の子よ。預言して言え。主はこう仰せられると言え。剣、一振りの剣が研がれ、みがかれている。
10 虐殺のために研がれ、いなずまのようにそれはみがかれた。われわれはそれを喜ぼうか。わたしの子の杖も、すべての木のように、退けられる。
11 その剣はみがかれて手に握られ、それは、研がれて、みがかれ、殺す者の手に渡される。
12 叫べ。泣きわめけ。人の子よ。それはわたしの民の上に下り、イスラエルのすべての君主たちの上に下るからだ。剣への恐れがわたしの民に起こる。それゆえ、あなたはももを打って嘆け。
13 ためされるとき、杖まで退けられたなら、いったいどうなることだろう。・・神である主の御告げ。・・
14 人の子よ。預言して手を打ち鳴らせ。剣を二倍にし、三倍にして、人を刺し殺す剣とし、大いに人を刺し殺す剣として、彼らを取り囲め。
15 彼らの心が震えおののくように、彼らのすべての門に、つまずきをふやせ。ああ、わたしは剣の先をいなずまのようにして、虐殺のためにみがきをかける。
16 あなたの顔の向くところ、右に向け、左に向けて切りまくれ。
17 わたしもまた、手を打ち鳴らし、わたしの憤りを静めよう。主であるわたしが語るのだ。」
28 人の子よ。預言して言え。神である主はアモン人と、彼らのそしりについてこう仰せられると言え。剣、一振りの剣が、虐殺のために抜き放たれた。いなずまのようにして、絶ち滅ぼすためにとぎすまされた。
29 彼らがあなたにむなしい幻を見せ、あなたにまやかしの占いをするとき、その剣は汚れた悪者どもの首に当てられ、彼らの日、最後の刑罰の時が来る。
30 剣は、さやに納められる。あなたの造られた所、あなたの出身地で、わたしはあなたをさばく。
31 わたしはあなたの上にわたしの憤りを注ぎ、激しい怒りの火を吹きつけ、滅ぼすことに巧みな残忍な者たちの手に、あなたを渡す。
32 あなたは火のたきぎとなり、あなたの血はその国の中で流され、もう思い出されることはない。主であるわたしがこう語ったからだ。」”
「一振りの剣が研がれ」というように、終末の日、神の民を惑わし、滅びに至らせるために、偽教理が横行し、それをうのみにした人々は命を失う。
かつての日、ユダヤの人々は、何故、聖書に預言された方法で来臨した、イエスを受け入れなかったのか?
それは、当時の偽善的な律法学者たちがおかしな教理のとりこになり、目が曇っていたからである。
同じく終末の日も新約の神の民が惑わされ、おかしな終末教理をつかんでしまう日である。
それは、剣として人の命を奪う。彼等が嘘教理をつかむその理由は彼等の背教、偽善のゆえである。
「 彼らがあなたにむなしい幻を見せ、あなたにまやかしの占いをするとき、その剣は汚れた悪者どもの首に当てられ、彼らの日、最後の刑罰の時が来る。」とは、レフトビハインドを始めとした、終末嘘話を描写したかの様な記述。彼等のまやかしの教えはまさに剣となって人の命を奪う。
イエスの時代は、旧約の最後の時代であり、そういう意味では時代の終わり、終末といえる。
その時、神の民の多くは結局は嘘教理をつかみ、滅びに至った。同じく新約の終わりにも神の民の多くは、
嘘教理をつかむようになることが想像できる。今、多くの人々が妄信している、
レフトビハインドを始めとした終末ストーリーは、そのわなとして用いられる可能性がある。
5終末の日には、偽預言者,すなわち間違えた教師がたくさん出る事を聖書は語る
終末とは、多くの偽預言者が起きて、その結果、多くの人々が惑わされ、だまされる日である。
「マタイの福音書 24:11 また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。」
ここでいう偽預言者とは、ペテロ書によれば、偽教師のことである。
「ペテロの手紙第二 2:1 しかし、イスラエルの中には、にせ預言者も出ました。同じように、あなたがたの中にも、にせ教師が現われるようになります。」
すなわち、偽教師の偽終末教理により、惑わされる人々があらわれるのである。ハルリンゼイ、レフトビハインドなどの嘘話をとくとくと語る教師達は、その類い、偽預言者、偽教師の類いか。
6. 再臨教理に関連してよくできた作り話がありえることをペテロは語っている。
「ペテロの手紙第二 1:16 私たちは、あなたがたに、私たちの主イエス・キリストの力と来臨とを知らせましたが、それは、うまく考え出した作り話に従ったのではありません」
レフトビハインドのストーリーは、うまく考え出した作り話である可能性がある。
7. 終末の時は多くの真理に従わないクリスチャンが、
偽りの霊、偽りの教理に惑わされる時である、神の許しの下で偽りの終末教理の横行が許される時である。
”2テサロニケ2:9
不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、
10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。
11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。
12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。”
ここに書いてあるように、終末の日には、「滅びる人たち」すなわち、背教のゆえに
滅びに至る、クリスチャンのために、あらゆる悪の欺きが行われることが神により、許されてくる。
それは、彼等が真理を受け入れようとせず、偽りやら、嘘やら、背教やらを愛するからである。
世界中に何千万部も売れている「レフトビハインド」シリーズは艱難前携挙説を始めとした、
嘘をちりばめたシリーズ本であるが、この本が大売れしていることはこのことばの
成就である。
また、「真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるため」というように、
真理に顔を背ける人々、悪を喜ぶ人々がこの嘘話を受け入れて、結果、滅びに至る事が書かれている。
レフトビハインドシリーズの嘘を信じ、艱難前携挙説の嘘を信じ、だまされる人々は、
まさにこの悪を喜ぶ人々かもしれない。
彼等は何故だまされるのか?それは、真理より、嘘の方が自分にとって、都合が良いからである。かつての日、エバはエデンの園で、「目が開け、神の様になれる」との嘘、悪にひかれ、罪を犯し、永遠の命を失った。
都合の良い悪は人をだますのである。同じく、艱難には会わない、
クリスチャンに災いは及ばないとの嘘を語るインチキシリーズ本の嘘を
喜ぶべく偽りを信じる霊が働いている。
8 キリストの再臨はわなとなる:
2000年前のキリストの初降臨は、多くの神の民にとり、祝福と言うより、裁きとなった。
旧約の神の民であるユダヤ人は、聖書に記されているキリストの来臨を正しく解釈することが
できず、逆に十字架につけて殺してしまった。結果として、彼等は滅びに至った。
祝福であるべき、キリストの来臨は彼等にとり、思いがけない災いとなったのである。
同じ事がキリストの再臨の時、再現する可能性がある。このことを暗示するように、
以下にはサルデス、すなわち、プロテスタントが、キリストの来臨の時を正しく、とらえられない、結果、この来臨が災いとなることが黙示録に預言されている。
「黙示録3:3 だから、あなたがどのように受け、また聞いたのかを思い出しなさい。それを堅く守り、また悔い改めなさい。もし、目をさまさなければ、わたしは盗人のように来る。あなたには、わたしがいつあなたのところに来るか、決してわからない。」
「あなたには、わたしがいつあなたのところに来るか、決してわからない。」というように、
その日、多くのプロテスタントにとり、主の再臨が思いがけない時になる可能性がある。
何故か、それは、彼等がおかしな再臨教理を受け入れ、本気にしてしまうからである。
レフトビハインドシリーズはまさに人々を惑わし、キリストの来臨を決してわからない信者を増やすのに用いられている。
9.謎を解く王、アメリカ:
終末の嘘話は、何故作られ、また誰が流布させるのか?聖書ダニエル書はそれに関して、アメリカを「謎を解く王」として描写する。
「ダニエル書 8:23 彼らの治世の終わりに、彼らのそむきが窮まるとき、横柄で狡猾な( 謎を解く:KJV)ひとりの王が立つ。」
この王に関してKJV訳聖書は謎を解く王であることを語る。
「謎を解く」の原語には、ダニエルが謎を解くことについて語っていることばと同じことばが使われている。
すなわち、この王、アメリカは、ダニエルが終末の預言や、謎を解くと同じ意味合いで、終末の
謎を解くようになることを語っているのである。
すなわち、聖書の終末の預言に関して初めに気付き、理解し、悟るのはアメリカなのである。
そして、その理解した正しい解釈をこの獣の国はどうするのか?
正しい教理の本をたくさん作って、世界に知らせるのか?いいや決してそんなことはしない。
そうではなく、獣の国らしい所行、嘘つき獣らしい行動、嘘偽りへと動くのである。
すなわち、世界中のクリスチャンの誰一人として気付かないように、「解かれた謎」、真理と正反対の嘘話を作り上げ、大々的に世界中に知らせるのである。
その嘘の一環がハルリンゼイの本、またレフトビハインドシリーズの本なのである。
嘘つきは、道を右へ曲がると宝へ行き着くことに気付いた時は、わざわざ「左へ行くと
宝がありますよ」と反対の事実を告げるものである、
嘘つき獣、アメリカの方法も同じであり、レフトビハインドシリーズの語る終末のストーリーは、
どれも「終末の本当の真理」と正反対のことを語る。すなわち、彼等は「終末の真理」を知っていて意識的に人々をだましたのである。
10..終末の嘘話は、アメリカを起点として広まる:
ダニエル書のいう「謎を解く王」はアメリカのことであり、事実終末の嘘話はアメリカを起点として
広まっている。
*艱難前携挙説はJ.N. ダービーがアメリカ各地を講演することにより、広まった
*恣意的な解釈を聖書に加えたスコフイールド注解付き聖書もアメリカ発である
*2000万武を売り上げた終末本「今は亡き大いなる地球」のハルリンゼイもアメリカ発
*4000万部を売り上げた、終末の嘘のオンパレード、「レフトビハインド」シリーズもアメリカ発
「謎を解く王」アメリカは、その終末の謎を解いたあと、せっせと世界中のクリスチャンに
嘘をばらまいていることがよくわかる。
11.. 一連の終末嘘シリーズのストーリーには、隠れた目的がある。
それは以下を目的として書かれている
1)真の獣の国(アメリカ)を悟らせないため、「ヨーロッパ獣の国」説を流布させる
2)デイスペンセーション主義、
すなわち、異邦人の時、教会時代はまもなく終わり、教会は携挙されるとの
説を流布させ、クリスチャンを現実逃避させ、現実のことから目をそらさせる、
教会時代とは大挿入(かっこ)であり、一時的なものである。
終末には、本来の神の民、ユダヤ人の時代に戻ると言う。
また、終末の艱難はユダヤ人に起きる事であり、クリスチャンは艱難に会わないとして、クリスチャンへの終末の備えを崩し、永遠の命を奪う。
3)親イスラエル、ユダヤのクリスチャンを増やすため、
終末の艱難を経てイスラエル人は救われる、彼等は終末の日の中心の民であるとの教義を流布させる。
4)反キリストは明らかに宗教的な人物であり、クリスチャンはキリストとの永遠の契約を破り、反キリストと7年の間、契約を持つのであるが、それを悟らせないため、反キリストは、政治指導者であるとの嘘を流布させる。
5)反キリストが聖なるところに立つ、とは、エルサレムの神殿に立つことであるという。
エルサレムには今は神殿がないが、いずれ第三神殿ができると説く。
12.結果、サタンの全てのもくろみはこの教えを通して実現する。
これらの嘘話を通して、サタンが望んでいた、以下が実現する。
1)ヨーロッパ獣の国説を流布させ、
真の獣の国である、アメリカから、注意をそらさせることができる。
アメリカは聖書に出てこない、重要ではない、として目の前にある
真の獣の国、アメリカから目をそむけさせる。
2)聖書の暗号によれば、来年にもアメリカに反キリストが立つかという緊迫した
状況であるが、ヨーロッパに目を転じさせることにより、「時を遅らせる」ことが
できる。
ヨーロッパはまだ、最初の大統領が決まった程度であり、この地域を獣の国と
考えるなら、まだまだ、獣の国の完成、反キリスト擁立には、時間がかかるように思われるからである。
3)クリスチャンは艱難時代に
会わないという艱難前携挙説を広めることにより、クリスチャンの終末への備えを怠らせ、
結果として、滅びに至らせる。
4)ダニエル書に書かれた「1週の契約」とは、イスラエルが中東で交わす契約であると
語る事により、クリスチャンの目を重要な「終末の契約」に関してそらす。
実際は1週の契約とは、個々のクリスチャンが反キリストと結ぶものであり、
その契約を結ぶ事により、主キリストとの永遠の契約は破棄され、クリスチャンは永遠の命を失う。
5)デイスペンセーション主義、時代区分を語り、教会時代とは、一時的なものであり、
終末は、再びユダヤ人の時代になると語ることにより、教会に対して語られている
全ての警告を、無視させ、結果として教会を終末に対して備えさせなくする。クリスチャンを
油断させ、永遠の命を奪う。
しかし、聖書は明らかに
ヨハネの黙示録 3:10 「地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時」として、試練は全世界に及ぶと語り、ユダヤ人だけが、試練に会うとは語っていない。
6)反キリストは、ヨーロッパに立つ政治指導者であると語る事により、
反キリストのもっとも重要なポイント、すなわち、宗教的な面、
(キリストとの永遠の契約を破棄し)、反キリストと宗教的な意味合いで個々のクリスチャンが契約を
結ぶと言う事を理解できないようにする。だまされた人々は、真の反キリスト、アメリカに
立つ宗教指導者の嘘を何の警戒もなく、受け入れていく。
7)「荒らす憎むべき者が聖なるところに立つ」の記述をエルサレムの第三神殿に立つ事とする、
これにより、終末の時をまだ先、当分来ない時とクリスチャンに誤解させる。
現時点では、エルサレムには第三神殿は、まだ建っていないので、まだまだ
反キリストが来るには間がある、時間があると誤解させるのである。
しかし、このことばをそのように理解しなければならない根拠はない。
今の教会時代においてもっとも聖なるところは、教会であり、その講壇である。
そこに獣の霊を下す働き人が「立つ」なら、
まさにこのことば、「荒らす憎むべき者が聖なるところに立つ」とのことばは、今の私達の前で
実現していると理解できる。
13.時を変える王、アメリカ
"
ダニエル書 7:25「 彼は時と法則を変えようとし」
この箇所で、終末の獣の国が時を変えようとすることについて書いてある。
風船や、粘土の形なら変えようがあるが、一体「時」などどのようにして変えるのか?
そもそも時など変える事が可能なのか?このことに関して、
タイムマシンに乗って、時間を変動させるのは、難しそうであるが、人をだまして時間を錯覚させることはできる。
人々を惑わし、実際には、もう既に終末の時が来ているのにそうでないと錯覚させることはできるのである。
獣の国アメリカがレフトビハインド等の終末嘘話を通して行っていることは、
まさに「時を錯覚させ。まだまだ、終末の時は先であるとクリスチャンに誤解させる」ことである。
すなわち、ヨーロッパ獣の国説を強調し、まだまだ、ヨーロッパから、反キリストが出るのは時間がかかるだろうから、終末は先であるとクリスチャンをして、錯覚させる、
また、エルサレム第三神殿に「荒らす憎むべきものが立つ」との説を流布させ、
クリスチャンに終末の時はまだ先であると誤解させる。
まだ、第三神殿そのものが建っていないので、そこに立つ反キリストの登場はまだだと、
誰でも思うわけである。
14.結論:
聖書に書かれた全てのことは成就し、終末に関する全てのことばは成就する。
「裁きは神の家から始まる」1ペテロ4:17との時は近付いているので、
恐れをもってこの方に仕える事が大事である。
ー以上ー
レムナントキリスト教会
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天皇家は万世一系のダビデ王朝の末裔である!警告の角笛シリーズ エレミヤ著