Ⅰコリント人への手紙5章 2011.7.16

 

5:1 あなたがたの間に不品行があるということが言われています。しかもそれは、異邦人の中にもないほどの不品行で、父の妻を妻にしている者がいるとのことです。

5:2 それなのに、あなたがたは誇り高ぶっています。そればかりか、そのような行ないをしている者をあなたがたの中から取り除こうとして悲しむこともなかったのです。

不品行:性的に正しくない行い→問題

参照 Ⅰコリント5:9

5:9 私は前にあなたがたに送った手紙で、不品行な者たちと交際しないようにと書きました。

性的にモラルの無い人と交際しないようにと言っている

参照 ガラテヤ人5:19-21

5:19 肉の行ないは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、

5:20 偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、

5:21 ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが神の国を相続することはありません。

このことは問題だと言っている

性的に不道徳な歩みをしているときに、神の国を相続できなくなる→永遠の命を失う、このことを厳粛にとらえる

おかしな性的関係を持っている=不品行

今の時代、性に関して人の目を引いたり、お金を儲けたりと、誘惑の多い時代

しかし、そうではあっても、私たちは聖書と同じ基準が使われてしまうことを正しく理解する

どの時代も、同じ尺度で、量られる

明らかに今のクリスチャンは天の御国を受け継ぎづらい状況にいることを正しく理解する→しかし、聖書の基準で歩むことが大切

祈りと聖霊の中で助けられ、導かれるようにしていきたい

 

5:3 私のほうでは、からだはそこにいなくても心はそこにおり、現にそこにいるのと同じように、そのような行ないをした者を主イエスの御名によってすでにさばきました。

5:4 あなたがたが集まったときに、私も、霊においてともにおり、私たちの主イエスの権能をもって、

5:5 このような者をサタンに引き渡したのです。それは彼の肉が滅ぼされるためですが、それによって彼の霊が主の日に救われるためです。

体はそこになくても、霊をもってその場所にパウロは出席していた

裁きを断行してしまった→不品行を行っていた人をサタンの手に引き渡してしまった

このことに関しての結末は書かれていない、しかし、主イエス・キリストの権能をもって実現したと思われる

弟子の歩みの人に特別な権力を与えられた

参照 マタイ16:18,19

16:18 ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。

16:19 わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」

とんでもない権威がペテロに与えられている

ペテロは弟子の歩みの筆頭、ゆえに弟子の歩みにこういったことが該当すると考えるのは正しい

生死を左右する権威が与えられて、行使した

参照 使徒の働き5:1-11 アナニヤ&サッピラのこと

5:1 ところが、アナニヤという人は、妻のサッピラとともにその持ち物を売り、

5:2 妻も承知のうえで、その代金の一部を残しておき、ある部分を持って来て、使徒たちの足もとに置いた。

5:3 そこで、ペテロがこう言った。「アナニヤ。どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか。

5:4 それはもともとあなたのものであり、売ってからもあなたの自由になったのではないか。なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」

5:5 アナニヤはこのことばを聞くと、倒れて息が絶えた。そして、これを聞いたすべての人に、非常な恐れが生じた。

5:6 青年たちは立って、彼を包み、運び出して葬った。

5:7 三時間ほどたって、彼の妻はこの出来事を知らずにはいって来た。

5:8 ペテロは彼女にこう言った。「あなたがたは地所をこの値段で売ったのですか。私に言いなさい。」彼女は「はい。その値段です。」と言った。

5:9 そこで、ペテロは彼女に言った。「どうしてあなたがたは心を合わせて、主の御霊を試みたのですか。見なさい、あなたの夫を葬った者たちが、戸口に来ていて、あなたをも運び出します。」

5:10 すると彼女は、たちまちペテロの足もとに倒れ、息が絶えた。はいって来た青年たちは、彼女が死んだのを見て、運び出し、夫のそばに葬った。

5:11 そして、教会全体と、このことを聞いたすべての人たちとに、非常な恐れが生じた。

弟子の歩みの人は、このような権威がある意味関係してくる

聖書を逸脱してはいけない、しかし、聖書の範囲を狭めてはダメ

門番みたいな権能がある

このような聖書的なポイントは正しくとらえる

 

5:6 あなたがたの高慢は、よくないことです。あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。

この世で言う、パン種とは、パンを膨らませるイースト菌

聖書でのパン種は、悪い意味合い

参照 Ⅰコリント5:8

5:8 ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種のはいらない、純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか。

もし、教会員の人数が多くても、「悪意と不正のパン種」について、教会の中できちんと対応しないと広がっていく

陰で罪を、こそこそ行っている可能性がある

罪が蔓延している教会がある

たとえば、カソリックの教会は御言葉を信じていない Ex:進化論が正しいと言っている、創世記は神話、マリヤ崇拝の奨励、神の言葉よりもローマ法王の言うことを優先する

パン種を放置していてはいけない

広がると大変なので、多少なりとも教会では考えなければいけない

 

5:7 新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたはパン種のないものだからです。私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。

5:8 ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種のはいらない、純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか。

パン種を取り除く

参照 Ⅰコリント5:2

5:1 あなたがたの間に不品行があるということが言われています。しかもそれは、異邦人の中にもないほどの不品行で、父の妻を妻にしている者がいるとのことです。

5:2 それなのに、あなたがたは誇り高ぶっています。そればかりか、そのような行ないをしている者をあなたがたの中から取り除こうとして悲しむこともなかったのです。

不品行や罪を犯している人を教会から追い出す

本当に教会が神の前に正しく歩んでいくなら、牧師や牧会に携わる人は罪を犯す人を追い出す

世の中の考えとは違うことを正しく理解する

参照 レビ記7:26,27

7:26 また、あなたがたのどこの居住地においても、鳥でも動物でも、その血をいっさい食べてはならない。

7:27 どんな血でもこれを食べる者はだれでも、その者はその民から断ち切られる。」

断ち切られる:集会から追い出す

このことは、旧約の民において通常のこと

ここで、神の知恵と人の知恵について考えてみたい

神の知恵のほうが、どう考えても利口

たとえ、人道的に問題だったとしても、聖書の言われることを尊重する

この原則は新約の時代においても同様であることを理解する

教会の責任を持つようになったら、このことは真面目に考えなければいけない

聖書の原則に従う、そうでないと、おかしな教会になってしまう

私たちは、罪のパン種の無い者であることを理解する→イエス・キリストが小羊と共に、ほふられたから

古いパン種:肉にあるもの

新しいパン種:聖霊にあるものを用いていく

祭り:礼拝

悪意と不正から、どうしても脱することのできない人を追い出す→何度注意しても、聞かない場合

 

5:9 私は前にあなたがたに送った手紙で、不品行な者たちと交際しないようにと書きました。

5:10 それは、世の中の不品行な者、貪欲な者、略奪する者、偶像を礼拝する者と全然交際しないようにという意味ではありません。もしそうだとしたら、この世界から出て行かなければならないでしょう。

5:11 私が書いたことのほんとうの意味は、もし、兄弟と呼ばれる者で、しかも不品行な者、貪欲な者、偶像を礼拝する者、人をそしる者、酒に酔う者、略奪する者がいたなら、そのような者とはつきあってはいけない、いっしょに食事をしてもいけない、ということです。

この世の人は、そのような者(不品行を行う者)、それは、変わることは無い

この世は変わらない、それは仕方が無いこと

しかし、これらの節は、クリスチャンの間柄のことを言われている

クリスチャンが私たちに大いに影響を与えるから Ex:お酒

そういう人たちと、付き合ってはいけない、食事(礼拝)をしてはいけないと、言っている

そのような歩みをする人や教会とは、ある程度距離を置く

 

5:12 外部の人たちをさばくことは、私のすべきことでしょうか。あなたがたがさばくべき者は、内部の人たちではありませんか。

5:13 外部の人たちは、神がおさばきになります。その悪い人をあなたがたの中から除きなさい。

内部の人:教会の人

そのような人(不品行をしている人)を教会から追い出す

教会の中で罪を犯す人を取り除くのは教会がするのが仕事だとパウロは言っている

罪を犯す人には、しかるべき対応を取る

なすべきことを成し、言われていることを行っていくときに恵みに入る