ヨブ記13章 2012.9.9

 

13:1 見よ。私の目はこれをことごとく見た。私の耳はこれを聞いて悟った。

13:2 あなたがたの知っていることは私も知っている。私はあなたがたに劣っていない。

13:3 だが、私は全能者に語りかけ、神と論じ合ってみたい。

ヨブのいらだち:その当時、神に太鼓判を押されたNo.1だったヨブが・・・彼が、前もって知っていたことを、もっともらしく言われたこと

同じようなことが、艱難時代に起こる、そういったことにも、耐えなければいけない

 

13:4 しかし、あなたがたは偽りをでっちあげる者、あなたがたはみな、能なしの医者だ。

ヨブの言うことは正しく、友人の言うことは役に立たない

能なしの医者:そういうたぐいのクリスチャンになってしまう人々がいる

教会の牧師が、形は公認の牧師だったとしても、霊的に癒すことができなくなる、そして、このことは、艱難時代に現実として起こる

Ex:アメリカでは政府公認の人が牧師になるという動きが出ている

これは、黙示録13章の成就→獣のしるしを付けた人以外は、教会で奉仕ができなくなる

 

参照 黙示録13:16-18

13:16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。

13:17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした

13:18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。

 

「売り買い」は、贖いに関すること、つまり、救いの働きは、反キリストを拝む人しか出来なくなる

そして、これから、教会や牧師が、この世的な、どうでも良いことを語る時代に入っていく

でも、そうなっても、キリストの声を聞く人には、真の癒しがある

真の癒しは、キリストから来る

 

13:5 ああ、あなたがたが全く黙っていたら、それがあなたがたの知恵であったろうに。

これは皮肉、しゃべるとロクなことにならないと言っている→これから、教師や牧師が、そうなっていく

 

13:6 さあ、私の論ずるところを聞き、私のくちびるの訴えに耳を貸せ。

13:7 あなたがたは神の代わりに、なんと、不正を言うのか。神の代わりに、欺きを語るのか。

不正(kjv):邪悪→神の前に邪悪なことを語る

艱難時代には、神の教えと言いながら、犯罪的なこと、邪悪なことを言う

Ex:同性愛を批難すると、政府に強行処置をされる、たとえば、アメリカでは、同性愛は聖書で禁じているということを言った男の子が自宅謹慎になったという

神の代わりに、なんと、不正を言うのか:神のことばと言いながら、偽りを語る

Ex:キリスト教のことを言いながら他の宗教に配慮してイエスの名によって祈らない、艱難前携挙説、クリスチャンはさばかれない→これらは、いずれもインチキ、偽り、そして、それらを受け入れると真理が見えなくなる

真理を受け入れるつもりの人に神は真理を示される、色々な啓示を開いてくださる

Ex:セミナーで語ることを示してくださる

不都合があっても、真理を求めていくときに示してくださる

神から信頼されて啓示はくる、これは大事なこと

偽りを語ることには、ポイントは無い

 

13:8 神の顔を、あなたがたは立てるつもりなのか。神の代わりに言い争うのか。

13:9 神があなたがたを調べても、大丈夫か。あなたがたは、人が人を欺くように、神を欺こうとするのか。

神の代わりに言っているつもり、詭弁→今のキリスト教会で語られていること

Ex:カソリックが言っている地獄は無いとか、神はあまりの愛のゆえに人を地獄に入れる方ではない等の教え

 

13:10 もし、あなたがたが隠れて自分の顔を立てようとするなら、神は必ずあなたがたを責める。

隠れて自分の顔を立てようとするなら:人前で良いことをしていると思っていても、結局は、さばかれる

Ex:パリサイ人、律法学者

ゆえに、神を侮ってはいけない

 

13:11 神の威厳はあなたがたを震え上がらせないだろうか。その恐れがあなたがたを襲わないだろうか。

いずれ、さばきが来る、特に教師は恐ろしい、その危険さを見ていく

ヤコブ書で言われているように、教師の危険がある→御言葉に忠実になること!!

 

参照 ヤコブの手紙3:1

3:1 私の兄弟たち。多くの者が教師になってはいけません。ご承知のように、私たち教師は、格別きびしいさばきを受けるのです。

 

13:12 あなたがたの格言は灰のことわざだ。あなたがたの盾は粘土の盾だ。

13:13 黙れ。私にかかわり合うな。この私が話そう。何が私にふりかかってもかまわない。

13:14 それゆえ、私は自分の肉を自分の歯にのせ、私のいのちを私の手に置こう。

13:15 見よ。神が私を殺しても、私は神を待ち望み、なおも、私の道を神の前に主張しよう。

13:16 神もまた、私の救いとなってくださる。神を敬わない者は、神の前に出ることができないからだ。

13:17 あなたがたは私の言い分をよく聞け。私の述べることをあなたがたの耳に入れよ。

13:18 今、私は訴えを並べたてる。私が義とされることを私は知っている。

13:19 私と論争する者はいったいだれだ。もしあれば、そのとき、私は黙って息絶えよう。

13:20 ただ二つの事を私にしないでください。そうすれば、私は御顔を避けて隠れません。

13:21 あなたの手を私の上から遠ざけてください。あなたの恐ろしさで私をおびえさせないでください。

13:22 呼んでください。私は答えます。あるいは、私に言わせ、あなたが私に答えてください。

13:23 私の不義と罪とはどれほどでしょうか。私のそむきの罪と咎とを私に知らせてください。

13:24 なぜ、あなたは御顔を隠し、私をあなたの敵とみなされるのですか。

24節「御顔を隠し」:顔を隠されると分からない

艱難時代の問題:神が何を考えているのか、分からない

ちなみに、イエス様も、そうだった

 

参照 マタイ27:46

27:46 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。

 

サタンも、「神はお前を見捨てた」と、言ってくる

こういう揺るがしが来るということを覚えておく

 

13:25 あなたは吹き散らされた木の葉をおどし、かわいたわらを追われるのですか。

13:26 実にあなたは私に対してひどい宣告を書きたて、私の若い時の咎を私に受け継がせようとされます。

ひどい宣告:ヨブは罪人、神に逆らっている

艱難時代、教会や議会で、そう言われる可能性がある

このことは、兄弟が兄弟を訴えるということに通じる→「ここに罪がある、あそこにも罪がある」と言われる時代に入っていく

Ex:同性愛を罪と言った少年が校長により謹慎処分を受けた、このことは、神の前に正しいのに、人からは、「校長の言うことを聞かないとんでもない人」と思われたり、扱われたりする

アメリカでは、正しいクリスチャンを罠に落としいれようとしている時代に入っている

Ex:家庭集会をしていた牧師が60日間の禁固刑を受け、その上、罰金まで科せられた

たしかに、そんな風に一時的に悪く言われたり、扱われたりする、しかし、落胆してはダメ、イエス様も、そのことで苦難を受けた

神のために苦難を受けた人は良い報いを受ける

 

13:27 あなたは私の足にかせをはめ、私の歩く小道をことごとく見張り、私の足跡にしるしをつけられます。

足かせをはめる:まともに歩けなくなる

「そういうことを神がした!!」と、ヨブは言っている

艱難時代、正しいクリスチャンに似たようなことが起きてくる

艱難時代の特徴:正しいクリスチャンが正しいことをしづらくなる

Ex:イエスの名で祈れない、同性愛を指摘できない、トラクトを配布できない

正しいクリスチャン人生を歩もうとすると妨害される

正しいクリスチャンが、まともに伝道ができなくなるときが来る

「私の歩く小道をことごとく見張り」と書かれているように、見張りが付いたりする→正しいクリスチャンは、お尋ね者になる、正しいクリスチャンはターゲットにされる、情報が管理される、そういうときが来る、あらゆる難癖を付けられる、あらゆることが監視され、因縁を付けられ、有罪にされる、このことは、偽ユダヤ人が正しいクリスチャンを憎んでいるゆえ

しかし、そういったことについても、すべて、神の御手の中にある

クリスチャンをより分けるために、こういうことが、用いられる

 

参照 黙示録12:13,14

12:13 自分が地上に投げ落とされたのを知った竜は、男の子を産んだ女を追いかけた。

12:14 しかし、女は大わしの翼を二つ与えられた。自分の場所である荒野に飛んで行って、そこで一時と二時と半時の間、蛇の前をのがれて養われるためであった。

 

大わし:聖霊

聖霊によって、荒野に飛んでいく→守りの場所が与えられる

それぞれの国で養われるところがある

あらゆる敵の画策は来る、しかし、それに優る神の助けがあることを信じていきたい

 

13:28 そのような者は、腐った物のように朽ち、しみが食い尽くす着物のようになります。

艱難は来るかもしれない、しかし、エステル記に書かれているように、喜びに変えられる