詩篇10篇 2013.6.9

 

10:1 主よ。なぜ、あなたは遠く離れてお立ちなのですか。苦しみのときに、なぜ、身を隠されるのですか。

10:2 悪者は高ぶって、悩む人に追い迫ります。彼らが、おのれの設けたたくらみにみずから捕えられますように。

クリスチャンとして歩むときに、良い人ばかりではなく、害をもたらす人がいる

2節は、正しくないクリスチャンに対する預言→悪者:教会の中で起きる悪者、正しい人を惑わすような教えを言う人

主の真理と違うことを言う人は、自分の首を絞めてしまう 

Ex:艱難前携挙説、福音の総合理解等

自分の身を滅ぼしてしまう、教理次第で入るべきところに入れなくなる

 

10:3 悪者はおのれの心の欲望を誇り、貪欲な者は、主をのろい、また、侮る。

貪欲な者は、主をのろい、また、侮る(KJV):主の忌み嫌う貪欲を祝福する

クリスチャン生活で、貪欲、むさぼりがある

聖書では、“貪欲”について語っている

聖書に基づき、注意を払っていきたい

主の忌み嫌う貪欲がある

神の名においての欲がある→身を滅ぼしたり、違う方向へ行ってしまう

自分の欲求や目標を達成する、自分の誉れを求める→主の忌み嫌われるもの

優先すべきものを優先する

あらゆる形の主の忌み嫌う貪欲をつかまないように、気をつける

 

10:4 悪者は高慢を顔に表わして、神を尋ね求めない。その思いは「神はいない。」の一言に尽きる。

10:5 彼の道はいつも栄え、あなたのさばきは高くて、彼の目に、はいらない。敵という敵を、彼は吹き飛ばす。

違った道を歩んでいるときに、神の裁きが目に入らない

 

10:6 彼は心の中で言う。「私はゆるぐことがなく、代々にわたって、わざわいに会わない。」

惑わされている人にかぎって、根拠も無い確信を持っている

あらゆることを、主の前に、謙虚になって吟味する

 

10:7 彼の口は、のろいと欺きとしいたげに満ち、彼の舌の裏には害毒と悪意がある。

彼の口は、のろいと欺きとしいたげに満ち(KJV):のろいとあざむきと偽りに満ちる

働き人の中にも、こういう類の人がいる

あざむきと偽りのメッセージをしている 

Ex:クリスチャンは裁かれないことを前提に語るので、あらゆる御言葉が曲げられる、矛盾している

偽りに入ってしまう時代

終末の黙示録がわからなくなってしまう

なぜ、黙示録がわからないのか?→黙示録だけでなく、それ以外の旧約&新約聖書の箇所を理解していないから

今は、あざむきと偽りに満ちた時代

ゆえに聖書が真に語っていることを語らなければいけない

今のキリスト教会のことをすべて受け入れると、本来、聖書で語っていることから、かけ離れていく

 

10:8 彼は村はずれの待ち伏せ場にすわり、隠れた所で、罪のない人を殺す。彼の目は不幸な人をねらっている。

不幸な人(KJV):貧しい人

貧しい人が殺されたり、圧迫されたりする

参照 マタイ5:3

5:3 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

霊において、貧しいことを言われている(霊に関すること)

参照 黙示録3:17,18

3:17 あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。

3:18 わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精練された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現わさないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。

自分は富んでいる→霊的な惑わし

Ex:特にペンテコステの人は、自分たちは賜物があるので、富んでいると思っている

終末の時代の惑わされたクリスチャンは、自分が富んでいると思って、滅びに入っていく

別の霊による賜物をもって、富んでいると思っている

もし、私たちが本当に聖霊に導かれていったら、自分のことを富んでいるとは、思わないはず→パウロですら、「すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもない、ただ、とらえようとして追求している」と言っている

聖霊に導かれていくときに、自分の貧しさに気づく

惑わしの霊は、富んでいると思わせる、そして全然違うものをつかませる

貧しい人→聖霊にあって自分の実情を正しく知っている人、そしてこのことは、天の御国への一歩とも言える

 

10:9 彼は茂みの中の獅子のように隠れ場で待ち伏せている。彼は悩む人を捕えようと待ち伏せる。悩む人を、その網にかけて捕えてしまう。

貧しく歩んでいても、罠が大いに仕掛けられる

心が貧しい→正しい状態

 

10:10 不幸な人は、強い者によって砕かれ、うずくまり、倒れる。

10:11 彼は心の中で言う。「神は忘れている。顔を隠している。彼は決して見はしないのだ。」

10:12 主よ。立ち上がってください。神よ。御手を上げてください。どうか、貧しい者を、忘れないでください。

10:13 なぜ、悪者は、神を侮るのでしょうか。彼は心の中で、あなたは追い求めないと言っています。

10:14 あなたは、見ておられました。害毒と苦痛を。彼らを御手の中に収めるためにじっと見つめておられました。不幸な人は、あなたに身をゆだねます。あなたはみなしごを助ける方でした。

10:15 悪者と、よこしまな者の腕を折り、その悪を捜し求めて一つも残らぬようにしてください。

10:16 主は世々限りなく王である。国々は、主の地から滅びうせた。

御心に沿わない教えをしている国々(教団)は、滅び失せてしまう

 

10:17 主よ。あなたは貧しい者の願いを聞いてくださいました。あなたは彼らの心を強くしてくださいます。耳を傾けて、

10:18 みなしごと、しいたげられた者をかばってくださいます。地から生まれた人間がもはや、脅かすことができないように。

“みなしご”にポイントがある

地上の誰をも、「父」と呼んではダメ 

Ex:カトリックの信者は、ローマ法王のことを、「パパさま」と呼んでいる→NG

たとえ、肉親の父親がいたとしても・・・見えるものを父としてはダメ

みなしごの立場に立つ人にポイントがある

この地上において、人間の誰をも父としない、天の父のみを父とする